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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
『遠ざかるフクシマ』は免罪符
避難解除された大熊町だが…  マスコミが触れないこと。これが今回のテーマでしたが、某インターネットニュースは不採用となり、その通りであることを自ら実証する結果となりました。不採用を知らせるメールでは、特定の問題を避けているという当事者の証言がなく、そんなことはないといった難癖を。しかし、商業メディア内で裁量権を委ねられている人たちが、数字の推移とスポンサーの顔色を窺って、特定の問題を避けていることを公言するとは、最初からあり得ないと思っていました。ダメ元で知り合いに覆面・匿名を条件で取材を申し込んだところ、予想通りけんもほろろに断られています。昇給昇進や愛社精神を優先させる人でなければ危険分子かと干されかねない業界ですので、そんな取材に応じてくれる人は入社していないか、すでに辞めています。
 編集権を握っている人がネタや企画を通さなければ、企業ジャーナリストの場合は勤務中には取材できず、経費も出ず、そもそも自分が勤めている企業が出している媒体には載りません。フリーランスの場合は発信が自費出版かインターネットに限られるようになり、取材経費すら回収できず、働けば働くほど赤字が膨らんでいきます。こうして経済的に締めつけられる形で、企業ジャーナリストもフリーランスも、そしてマスコミも触れないという構図になっています。
 今回の『フクシマ』を含めマスコミが禁忌するネタや企画は、すぐには利益に結びつかないこと、今の経済を減速させることになる内容です。大半の視聴者や読者の損得勘定と合致し、社会に必要な情報であっても敬遠されます。よって、ジャーナリストを生業としている人は、取材対象や方向性を選ばざるを得ないのが現実です。政治でも国民の幸福度を経済で量り、中立であることを反体制とみなすような時代です。
 以前から確信していることですが、自由なジャーナリスト活動を続けるには、職業ではなく『趣味』としてでなければ成立しないと思うのです。という小生も、企業ジャーナリストだった期間が31年、フリーランスは今年で通算9年目。今回のフクシマ取材は『趣味』という構えだったから可能でしたし、取材の動機は、企業ジャーナリスト時代の後めたさに対する“免罪符”を得ることだったように思います。(しんぼー)
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福福出張
 次のテーマの取材が数件あって、20年近く暮らした福岡へ約1年ぶりに行ってきました。27年ぶりに戻った故郷の芦屋市よりも、福岡市での方が仕事はやり易く感じます。というのは、協力してくれる各界の知り合いが多く、近道や食事処、トイレを含めて土地勘があるからです。これらはジャーナリストに限らず、何をするにも有ると無しでは大違い。写真は、この時期に所謂“This is 福岡”という映像を撮るならこれ!という『博多祇園山笠』の一コマです。
 取材先との癒着を避けるため、初見の驚きを大切にするためと、3、4年毎に転勤させる慣例もあります。しかし、今回の福岡取材で小生は、取材は同じ場所で続けてしたいものだとつくづく思いました。ライフワークは東南アジアですが、一部の国々に絞っているのも同じ理由からです。
 それでも定年退職に伴って収入が激減すると、単身赴任者にとっては二重生活が無理になり、家賃の要らない自宅に戻らねばなりません。また、年老いた親をちょくちょく見に行ける距離にいる必要もでてきます。福岡の前に6年間走り回った東京を含め、新幹線を使えば日帰り圏なので、こうした出張でも良しとしています。
 福岡分の荒編集を終え、明日からは福島県へ出張です。福島県は放送局時代に3・11絡みで何度か通い、去年ベトナム人労働者の取材に行ったくらい。それでも前ブログにも書いたように、看過できないことが起こっていて、外様のフリーランスだからこそ可能なことがありそうに思え、敢行します。ただ、ネットワークや土地勘はないので、地元のジャーナリストと一緒に取材して回ることにしています。ところで、お目出度い内容ではないのですが、福岡、福島と偶然、福福出張となりました。(しんぼー)


バイトしながら取材準備
asayan2 宿直のアルバイトから帰宅し、きょう『アサヤン企画』第2弾を納品しました。クライアントは自宅近くの行政書士さん。雨にも降られず、自転車に機材を積んでロケに行けました。こうして依頼があった映像を制作し、高齢者施設などでのバイトも続けることで資金を作り、次の取材の準備を進めています。
 東京オリンピックを来年に控え、来月の参院選を引っかけ、久しぶりに国内モノをやろうと思っています。というのは、「ライフワークは東南アジア」としている小生ですが、日本に住んでこの仕事をやっている者として、看過できない事象があるからです。
 高齢者ドライバーの事故や通り魔的殺傷事件、幼児虐待などは連日マスコミが取り上げています。しかし、小生がやろうとしている事象は「忖度を強いる圧力」が効いているようで、マスコミは殆ど取り上げていません。独裁国家や軍事政権ならば、ある意味それで当然ですが、近年は欧米や日本でも報道系メディアへの官憲の圧力は強まり、経済界や市民の支持は弱まっています。それ故に、フリーランスの出番だと思うのです。10年以上前に子育てを終えていて、自己資金で取材する定年退職者にとって、怖いモノなど殆どありません。
 それでも、思いもよらぬところから潰されては面白くありませんので、まだ取材対象は伏せておきます。また、炎上して収拾がつかなくなっては、今後の活動にも障りますので、そこは綿密に取材し、注意深く報じなければなりません。しかし、7月末か8月上旬にインターネットで発表し、この場でもお知らせする予定です。どうぞご期待ください。(しんぼー)



アサヤン企画第1作は『奈良・矢田寺北僧坊』!
アサヤン企画第1作 ライフワークの東南アジア取材の赤字を埋め、次の取材経費を捻出しようと、インターネット用映像制作の新事業『アサヤン企画』を始めました。有り難いことに旧友が熱心に営業してくれ、奈良県大和郡山市の矢田寺北僧坊が最初のクライアントになって下さいました。5月初頭、午後から翌朝にかけてロケに行った後、延べ2日ほど編集作業をして4分少々の短編に仕上げました。クライアントも早速Youtubeにアップされています。
 地蔵で親しまれている古寺ですが、別名「あじさい寺」と呼ばれるだけあって、6月のアジサイシーズンに向けて映像で知名度を上げたいということです。急増している外国人観光客と世界中で見ることができるインターネットを意識し、アメリカ人にネイティブ・チェックしてもらった英語スーパーも入れました。
 インターネットに動画を上げて何かを発信したいが、映像プロダクションに依頼するほどの予算はないという中小企業や個人を対象に、これまでの経験でお役に立てればと思って格安料金で請けています。ディレクター、カメラマン、編集マンと一人三役をこなし、ナレーターやリポーターもプロではなく、その卵。小生が40年前に卒業した大阪芸術大学の放送学科の学生さんたちに、実習がてらアルバイトしてもらっています。
 あいにく僧坊には昨シーズンまでに撮ったアジサイが咲き乱れる境内の写真がなく、写真はサイズの小さな著作権フリーをちょっと無理して使っているので、画像が荒れています。しかし、社寺巡りや古都にご興味のある向きには楽しんで頂ける映像になったのではないかと思っています。お時間の許す方はご覧になって頂き、もっとお時間が許す方はアジサイが咲く頃、矢田寺を探訪して頂ければ幸いです。(しんぼー)


腕が鈍らない?ための飛翔シリーズ
コゲラ=芦屋市若葉町で、5月10日写す 春から初夏を迎えて、近所の小鳥たちも求愛や子作りで動きが活発になっています。写真はキツツキの仲間で最小サイズの『コゲラ』です。これは頼まれて撮っているのでもなく、何に使うアテもない写真。よって、敢えて連写モードにせず、ピントも露出も手動でシャッターを切りました。
 定年退職後にアルバイトをしようと、カメラマンを求人していた写真館に面接に行った時のことです。「半日で500カットは撮ってもらわないと…」と言われて、唖然とした覚えがあります。36枚撮りのフィルムに換算すると15本。野球の試合を撮影したとして、完全ボール球まで弾いていても、500カットにはなりません。そのカット数は、のべつ幕なしシャッターを切っていることになり、それならば4Kビデオで撮って、気に入ったコマを抜けば良いのではと思ってしまいます。フレーミングも大事ですが、やはり「今!」と思う瞬間を切り取るのが写真で、どのタイミングが「今」なのかを判断するのがカメラマンの仕事だという考えは、もう時代遅れなのでしょうか。
 近年は写真より映像を撮る機会の方が多くなっていますが、ビデオカメラも動く被写体に対してカメラを反射的に操作できないことには、良いカットを取り損ねてしまうという点では同じです。次に時間がある日は、カワセミかコアジサシを撮りに行こうかなと思っています。(しんぼー)