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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
ハーモニカ教室、そして熱帯のジャングルへ
lesson_video お陰様で『アサヤン企画』への依頼が殺到。体は一つということで、日時がダブって数件断ってしまっています。前回のブログで触れた「ハーモニカ教室(写真)」に続き、「ロックのMV」や「マジックバー」、「合唱コンサート」、「フットケア」、「カイロプラクティック」、「CGソフトのCM」と量産し、定年退職前の忙しさに逆戻りです。
 個人や小企業でも制作できる料金に抑えているからこそ、これほどの依頼があるのだと思います。まさに薄利多売。ライフワークの東南アジア取材の経費を賄うには、こうした仕事を20件はこなさなければなりません。それでも、クライアントのお蔭で自主取材の独立性が保てているとも言えます。
 さて、今回の自主取材は、観光客が立ち入れない国立公園でタイと日本の“薬草ハンター”の出会いに焦点を当てます。中国の漢方薬はすっかり身近になっていますが、熱帯で植生こそ違うタイの薬草も、薬や健康食材として何百、何千年と口にされてきました。しかし、東南アジアでは紙と墨の文化ではなく、その「薬草の先生」と呼ばれるタイ人も口伝で継承しています。それだけに世界的にはまだまだ知られていない薬草もあるのではと、日本の薬学部教授と漢方薬剤師に声をかけ、彼らと一緒に国立公園のジャングルに分け入ってきます。
 なんでも教授がいま探しているのは、認知症を遅らせたり、治したりする成分が含まれる薬草だとか。60歳以上の認知症発病率は、熱帯では日本や欧米の約半分というデータからの推察だそうです。「あれ、ナンやから、そうやろ」と言葉が出にくくなり、小生もMRIを撮ると「前頭葉の血流が悪くなっている」などと診断されました。自分のためではないですが、高齢社会の問題に挑む泰日協力プロジェクトとも言えます。熱帯のジャングルに差し込む一条の光のように、地道な研究活動にフォーカスします。年末か年明け早々にはアップロードの予定。ご期待ください。(しんぼー)


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営業要請、そして自主取材へ
shoppingmall 昨日ショッピングモールのPVを納品しました。インターネット用映像制作『アサヤン企画』の仕事です。お陰様で「京都と難波の民泊施設」や「テニスのジュニア選手」、「民謡フォーク公演」、「地産地消のイタリア料理」、「ライブハウスでの歌唱」、「ハーモニカ講座」などなど、次々と仕事は入ってきています。しかし、義理や好意を抱いていない見ず知らずの人にも見せられるようになるのですが、編集(仕上げ)まで依頼してくるクライアントは3、4人に1人です。
 ここに上げたショッピングモールは珍しく即アップロードできる完パケまでという注文でした。格安料金で請けているのに「テナントの全18店をもれなく入れて、駐車場も紹介して」といった無茶な要望に、体力の限界に挑戦しながら、1日のロケで6分前後のビデオを2本を制作。そもそも『アサヤン企画』の仕事はテレビ局で言うところの“営業要請”というかインフォマーシャルに相当します。あれもこれもと詰め込むと散漫になったり、目玉が霞んだりしてしまって逆効果と一応は説きますが、最終的には「御意!」とばかりにクライアントの注文通り作ってナンボの世界なのです。
 一方、高齢者施設の宿直管理のアルバイトは、増えてきた経験を活かせるこのバイトとの両立が難しくなったこともあって、今年いっぱいで辞めることにしました。施設の裏面が見える宿直体験を活かして来年前半には『未明の介護業界(仮題)』を自主制作する予定です。丸一年勤めて関係を醸成し、ネタ元になってくれたり、証言してくれたりしそうな人も見つかっています。
 個人事業の中での営業要請ですが、それで作った資金で「介護」に着手する前に、来月はライフワークの東南アジア取材に行こうと目下リサーチ・仕込みの真っ最中。次回このブログでその内容に触れようと思っています。(しんぼー)


知識と経験を活かせれば
newsite SEO対策を施し、スマホ時代に対応させて『アサヤン企画』のホームページを更新しました。アルバイトでやっている「インターネット用映像制作」のサイトです。SEOはSearch Engine Optimizationの略で、検索された際により上位に表示されるよう表示画面では見えない所を書き変えました。加えて、PCモニターではなくスマホで見る人が急増するなか、小さな縦長画面で見ても判るレイアウトにしました。
 そもそもバイトする目的は、万年赤字の本業の自主取材の資金を得るため。ところが、バイトであろうが、派遣であろうが、定年退職者は門前払いされるか、仕事があっても単純労働というのが現実です。小生は高齢社会の実情を間近に見たいという思いもあって、今年1月から介護施設の宿直アルバイトを月7、8回のペースでやっています。仕事の中味は、守衛業務のほか、認知症の方もかけてくる電話の取り次ぎ、掃除・ゴミ捨て、観葉植物の水遣り、自転車整理、ちょっとした営繕も。
 それでも、試しにやってみたコンビニ弁当工場のラインや宅配便の仕分けなどよりは格段に楽です。工場ラインや倉庫での仕分けは、息つく暇もなく作業が押し寄せ、トイレにさえ行けそうになく、まるでロボットになった気分でした。「格段に楽」などと言った高齢者施設ですが、宿直バイトが雑用もするのは当然で、20年選手の部長でさえ送迎の運転手を兼務せざるを得ないといった、ここも慢性的な人手不足なのです。志を持って入った若い人たちも、やり甲斐に不満を、将来に不安を感じて転職していく人が少なくありません。いずれ介護業界の課題を自主取材で取り上げようと、このアルバイトはもう少し続けるつもりではいます。
 ところで、その宿直は夕方4時半から翌朝9時過ぎまでなので、まだまだ時間も元気も持て余し気味。かといって、単純労働は心身ともにきつくて続きそうにありません。そこで、自分の知識や経験を活かせるバイトを増やしたいと申請した『小規模事業者持続化補助金』。それがすんなり審査に通り、このほどSEO対策の専門家に依頼できたというわけです。見た目でもデザインを変え、新しい写真や文章も増やしました。撮りっぱなしではなく、演出と編集も責任を持ってというのがウリ。「映像で発信したいけれど、自分では作れない」という方が周囲にいらっしゃいましたら、ご紹介いただければ幸いです。ただ、一人でやっていますので、注文が殺到するとお待ち頂くことになります、まぁそんなことはないでしょうが…。(しんぼー)

慌てず愉しくアルバイト
parapara_asayan 退院して2週間が経ち、すこぶる元気、アルバイトに精を出しています。やはり仕事で忙しくしている方が、性に合っています。一方で、1週間に1キロ以上減量していながら、それほどの苦行に感じないのは、半月に及んだ病院での禁欲生活が効いたようです。
 今年4月に立ち上げたインターネット用映像制作の『アサヤン企画』。そのホームページは工事中で、まだリニューアル版はアップできていないのですが、立て続けに3件の仕事が舞い込みました。「日系ブラジル人、道頓堀からのビデオレター」、「ピアニストのステージ演奏」、それに「若い女性のパラパラ」。ご本人の了承を得てアップしている写真は、早朝の公園で2時間に3曲収録したうちの1曲です。近年ネットによく投稿されている『踊ってみた』が、80年代後半に日本で生まれたダンス『パラパラ』のブームを再燃させているのでしょうか。
 我ながら思うのですあ、こうした仕事のやり方は結局、現役時代と変わっていません。得意分野でなくても、取り組んでいるテーマでもなくても、とにかく需要のあるモノを作って、その収入を自主取材の経費に充てる。収入を得ながら勘と体力が維持でき、無理に黒字にしなくてもよい自主取材は独立性が保てるという一挙両得の構図です。
 ただ、アルバイトは基本的に個人がクライアントで、同時に被取材者でもあるので、少し勝手が違います。上の3件もそうでしたが、(1)発生モノでもないのに急な依頼が多い、(2)下調べ・下見・仕込みはほぼ不可能、(3)より多くの人が見てくれる演出や編集は希望されないことが多い、といった感じです。しかし、事件事故からスポーツ芸能まで場数を踏み、社内でも無理な注文をいくつもこなしてきたことで、何が来ても慌てず愉しくバイトしています。(しんぼー)

『遠ざかるフクシマ』は免罪符
避難解除された大熊町だが…  マスコミが触れないこと。これが今回のテーマでしたが、某インターネットニュースは不採用となり、その通りであることを自ら実証する結果となりました。不採用を知らせるメールでは、特定の問題を避けているという当事者の証言がなく、そんなことはないといった難癖を。しかし、商業メディア内で裁量権を委ねられている人たちが、数字の推移とスポンサーの顔色を窺って、特定の問題を避けていることを公言するとは、最初からあり得ないと思っていました。ダメ元で知り合いに覆面・匿名を条件で取材を申し込んだところ、予想通りけんもほろろに断られています。昇給昇進や愛社精神を優先させる人でなければ危険分子かと干されかねない業界ですので、そんな取材に応じてくれる人は入社していないか、すでに辞めています。
 編集権を握っている人がネタや企画を通さなければ、企業ジャーナリストの場合は勤務中には取材できず、経費も出ず、そもそも自分が勤めている企業が出している媒体には載りません。フリーランスの場合は発信が自費出版かインターネットに限られるようになり、取材経費すら回収できず、働けば働くほど赤字が膨らんでいきます。こうして経済的に締めつけられる形で、企業ジャーナリストもフリーランスも、そしてマスコミも触れないという構図になっています。
 今回の『フクシマ』を含めマスコミが禁忌するネタや企画は、すぐには利益に結びつかないこと、今の経済を減速させることになる内容です。大半の視聴者や読者の損得勘定と合致し、社会に必要な情報であっても敬遠されます。よって、ジャーナリストを生業としている人は、取材対象や方向性を選ばざるを得ないのが現実です。政治でも国民の幸福度を経済で量り、中立であることを反体制とみなすような時代です。
 以前から確信していることですが、自由なジャーナリスト活動を続けるには、職業ではなく『趣味』としてでなければ成立しないと思うのです。という小生も、企業ジャーナリストだった期間が31年、フリーランスは今年で通算9年目。今回のフクシマ取材は『趣味』という構えだったから可能でしたし、取材の動機は、企業ジャーナリスト時代の後めたさに対する“免罪符”を得ることだったように思います。(しんぼー)