プロフィール

しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
新記事アップ
 お待たせしました。と言っても、どなたも期待などされてないでしょうから、自己弁護。正しくは「遅くなりましたが」、先日の自主取材の記事を先月末、ウェッブサイト『東南アジアの人々』にアップしましたので、お知らせ致します。お時間が許す方は、どうぞご覧になって下さい。
 休暇や留学、仕事と目的は違っても、渡航はいとも簡単になっています。インターネットの普及で海外情報を発信されている個人の方も増え続けています。また、何について書いてあるか分かる程度の翻訳ソフトなら手軽に使え、現地情報に直接触れることも出来る時代となりました。しかし、テーマに沿った人たちに集中して会い、息の合う通訳を介して効率良く、且つ誤解のないようその人たちの話を聞く。これには準備も経費も必要で、誰彼とはやっていない分、まだ付加価値が残っていて欲しく思います。
 それでも、こんな需要のない記事やビデオリポートで生活していくことは到底不可能であることは、新聞社や放送局などマスコミの内側で思い知らされて来ました。なので、小生のライフワークには変わりないのですが、もう大分前から趣味と割り切っています。ワリキリでないと、取材対象選びや演出でたっぷりと外連味を付けなければならず、やりたいこととは真逆になってしまいますから。
 ちなみに、既にもう一本ビデオで取材して来た『がん患者が集う寺(仮題)』の編集に着手しております。自主取材の資金を稼がせてもらっている勤務先をクビになってしまわないよう両立させ、つまり長期的に継続可能なピッチでの進行になりますが、年内には必ずアップする予定です。今後とも『東南アジアの人々』をどうぞ宜しくお願い申し上げます。(しんぼー)
[READ MORE...]
スポンサーサイト
アイデンティティ維持のため
 これまで自主取材は毎年2回かそれ以上のペースで行い、この時期4月までには年末年始休暇かその振り替えを利用して、その1回目を敢行していたものでした。しかし、今年は不可能です。従って、ホームページ『東南アジアの人々』に新しい記事を加えて更新するのも、今年は1回しか出来そうにありません。もし期待して下さっていた方がおられたなら、この場でお詫び申し上げます。
 というのは、勤務先で名ばかりの管理職になって収入が激減したこともありますが、それ以上に時間が取れないのです。案の定、年末年始の休暇中に仕事が入ったのですが、その後も毎月切れ目なしに仕事があって1週間連続して休むことが出来ません。生活費を得る術がそれ以外になければ、蹴るわけにはいきません。ただ、それは小生だけでなく、殆どのサラリーマンが泣く泣くか、自らの感覚を鈍磨させてでもやっていること。喰うための業のようなものだと思っています。
 よく言われていることですが、みんながやりたくないことをしなければお金は稼げず、やりたいことをするにはお金を払わなければなりません。需給関係というか、そんな経済原則は身に染みているのですが、それでもなお、やはり自分がやりたいと思う自主取材は続けていかないことには、アイデンティティ喪失に陥るように思うのです。しかし、少なくとも小生の場合、自主取材は過去一番良かった回でトントン、それ以外は必ず赤字で、到底それで暮らして行ける収益は上がりません。なので、勤務先を辞めたり、さらに減収になったりすると、時間は自由になるかも知れませんが、自主取材の資金が捻出できなくなり、元も子もなくしてしまいます。
 かといって、日常忙殺されている取材は勤務先の肩書きや経費を使っていますので、守秘義務に加え、著作権は会社に属しています。よって、こんなテーマで誰それを取材しているといった予告のようなことや、過去の言質や映像の一部であろうとも個人サイトで載せることはできません。また、その大半が企画から自分が起こしたものであっても、そもそもネタ探しの段階から編集の仕上げに到るまで社の顔色を窺ったり、自粛したりしているので、自分のサイトに載せたいとも思いません。個人サイトは17年前の開設時から一貫して、更新が遅くなっても自分に著作権がある自分の仕事だけを載せることにしています。チャンスは夏期休暇だけになった自主取材ですが、次は何をどんな切り口で取材しようかと考えています、廃業するよりはずっとマシだと自分に言い聞かせながら。(しんぼー)
 
タダでも要らない?!
 2012年も残り3日。当ブログ(6月28日)にも書いたように今年は出張先で災難に遭い、年末になってもう一発、ボランティアの申し出を断られるという挫折を味わいました。やはり、これまでになく付いてない一年だったように思います。小生は会員としてある国際NGOを金銭的にサポートし、或いは、時々メディアに取り上げることでも支援して来ました。会員になって20年以上が経ったこともあり、いつもは買うことで支援していたそのNGOが発刊しているカレンダーですが、今回はその制作でボランティア活動をしようと思ったのです。カメラマンとしても、ディレクターとしても担当できるだけの経験を積んだという自負もあってのことです。NGOのカレンダー担当者には事前に計画を知らせた上で、カレンダー向きの写真を撮り下ろすため今年はカンボジアへ行ってきました。ついでに、スタッフが活動している現場に立ち寄って広報用の写真も撮影してきました。
 ところがです、帰国して暫くすると「カレンダー担当のカメラマン選定は大口クライアントの意見も入れて、年末に協議することになっている」と“後出しジャンケン”のようなことを担当者が言って来たのです。寝耳に水!ちなみにその担当者は年末を待たずに辞めてしまい、連絡が取れなくなってしまいました。内部で喧嘩になって嫌気がさしたとか、勝手な判断をしたことで引責辞任とかしたのでしょうか。いずれにせよ、ひとが登った梯子を外して居なくなるというのは困りものです。
 そして、年末。何の連絡もないので、こちらから問い合わせると「若い女性カメラマンに決定した」と。まぁ、若い人にチャンスを譲るのも良いことですが、何か釈然としません。新聞雑誌でプロとして通用してきた日本写真家協会会員がボランティアで寄稿すると言っているのに、要らない!というのです。カレンダーの売り上げは援助活動の資金に充てるわけですから、クオリティーが低くない写真のボランティア寄稿は悪くない話だと思ったのですが…。
 音楽の世界では昔からですが、今や文筆業やカメラマンの間でも仕事そのものより、若くてルックスが良かったり、話題性があったりする人がもてはやされ、やはり地味な中高年は相手にされないのかと拗ねたくもなります。結局その方が売れて金儲けになるからなのですが、弱者支援を目的とする特定非営利団体が、舞台裏ではこうした人選をしていることに「う~ん、ここも毒されていたか」という思いです。ということで、今年は最後まで良い話がなくて恐縮ですが、皆様どうか良いお年を!来年も当ブログをどうぞ宜しくお願い申し上げます。(しんぼー)
宣言!スチル写真に専念
 明けましておめでとうございます。本年も当ブログをどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 さて、今年こそ小生、原点に戻って、スチル写真に専念しようと思っています。放送局勤務なので、平素はどうしてもカメラと言えばビデオカメラ。動画対スチルの比は20対1という状態がもう10年以上続いています。それでも、スタートはスチル写真で、アマチュア時代から数えれば写真は25年以上やっていたことになります。
 しかし、振り返ってみれば、印刷媒体がテレビやインターネットに喰われて、スチルカメラマンの仕事が減った時、小生がテレビ業界へ移らざるを得なかったのは、やはりスチルカメラマンとして一流になれていなかったからというのが本当のところです。淘汰されて少数にはなりましたが、現在もスチル写真一本でやっておられるカメラマンはいます。その人しか撮れないような写真が必要とされる場で、一流の人だけが生き残ったと言えます。
 放送局では記者の後、ディレクターをやっていて、予算に制約がある番組では自分で撮れることに重宝はしています。しかし、我ながら、やはり中途半端です。周囲を見渡せば、初めてカメラを持った時やアマチュア時代から動画という人は少ないですが、プロとしては最初からビデオカメラマンだった人が殆どです。フィルム時代ならば、スチルとムービーで共通する技術や知識が沢山あったのですが、ビデオやデジタルとなると、あまり共通するものはありません。
 「二兎追うものは一兎をも得ず」という諺は、客観的評価においても極められる人に言えることだと思います。小生のような凡人は、一兎に賭けていてはリスクが高すぎ、ツブシが利かないと食い詰めること必至です。ということで、ビデオカメラは生活のために手放せませんが、勤務先以外でカメラを持つ時は、初心に帰ってスチルカメラにしようと思うのです。もうそれしかありません。(しんぼー)



 
新記事をアップし年越し
 このブログともリンクを張っている個人サイト『東南アジアの人々』に、年末やっとのことで新しい記事とビデオリポート『復興にカムランチャイ』をアップロードしました。急に腐ってしまう内容ではありませんし、自主制作で誰に依頼されたものでもないのですが、記事中の「今年」が「昨年」となってしまうので、自分なりに年内アップを目標にしていました。滑り込みセーフとはいえ目標を達成でき、いまホッとした気分で2011年の大晦日を迎えられています。
 同じ仕事を長く続けていると段取り良く素早くできるようになるものです。しかし、その一方で、酷い肩凝りで根気が続かなくなったり、徹夜してバリバリ片付けることも出来なくなってきました。筋力体力維持のために週一回のスポーツジムを意地になって続けている身としては認めたくないのですが、やはり加齢のせいでしょうか。
 30歳代には20年もすれば、“二足の草鞋”でしか成立しないフォトジャーナリストの仕事も少しは楽になっているのではと想っていたのですが、要領が良くなるのと反比例して萎えていく体力は想定外でした。気力は、少なくとも小生は好奇心と感受性がその源だと思っていますので、自分の好きなもの、興味を持てることを日常に探し、見つけ出すことで維持しているつもりです。
 今回タイ南部を取材したのは8月末から9月頭にかけてのことでしたから、その記事執筆とビデオ編集に4か月近くかかったことになります。勤務先の仕事の間隙を縫って、最低限ながら家事や身の周りのこともこなしながらとなると、これで精一杯でした。あの大変な日々にまた自分を追い込むことになるのは明らかなのですが、来年もフォトジャーナリストして何か自主企画をやります。生きているという実感を、その追い立てられるような抵抗からこそ得られていると思えるので、止めろと言われても止められません。
 今年も当ブログをご愛読どうも有り難うございました。来年も引き続きどうか宜しくお願い申し上げます。(しんぼー)