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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
偽メールに、自戒
 国会議員の偽メール事件には、生理的な嫌悪を感じます。初めからカマをかけるためで、ガセと分かっていたなら、そんな情報を公にしてはいけません。自殺行為です。善意の情報提供者に迷惑が及びそうなら出所を伏せますが、自分が確信できないことを、どうして公言できるのでしょうか。
 しかし、「消息筋」から重要な情報を得たものの、裏を取ろうとしても、状況証拠的なものしかない場合、あるいは、確認しようとすると、警戒されて、動きが止まり、証拠を消され、元も子もなくしてしまうケースもあります。それでも、騙し討ちや、隠し撮りをするかは微妙なところです。
 そもそも消息筋がガセを掴まされていたり、情報操作を狙って虚偽の情報をリークすることもあります。「確認できない情報など、放っておけばよい」と言いたいのですが、仕事の立場上しかたなく、飛ばし気味で報じなければならないこともあります。今回の事件を知り、改めて私も気を付けようと思っています。
**********
 ブログの間隔があいたのは、勤務先の方が忙しく、夜や休日は先日の自主取材の脱稿に費やしていたからです。悪しからず、ご理解ください。なお、自主取材のウェッブサイトへのアップは、出稿先で掲載された後か、ボツが確定してからになります。
 今後共どうぞよろしくお付き合いの程、お願い申し上げます。(しんぼー)

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テーマ:マスコミ - ジャンル:政治・経済

いつも小説を読むと
 仕事で読まねばならない本だけで、ふーふー言ってますので、私にとっては『海辺のカフカ』以来の流行小説となる『東京タワー』を、先日の東京往復で読みました。
 で、小説を読むと、いつも羨ましく思い、同時に自分は書けるだろうかと不安になるのです。というのは、過去26年間書いてきた文章は、新聞や雑誌に載せるか、テレビで放送する原稿ばかりだったからです。これらは短く簡潔なものが良しとされ、同じことを繰り返すのは御法度とされています。実際、そうでないと紙面や尺に納まりません。
 そんな目で小説を読むと、緩急の変化を付け、間を取り、確信犯的に同じ内容や表現を繰り返しています。それでも、あんな長い文章を最後まで読ませるところが、凄い技だと思うのです。
 ジャーナリズムだけで喰えずに、ハウツー本や新書本のゴーストライターはやりましたが、小説を書くには、文章に対する価値観を、ゴロッと変えなければならないようです。(しんぼー)

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

国際結婚
 世界から差別や戦争をなくす究極の方法は、国際結婚で国境を跨ぐ“運命共同体”が増えることだと思っています。しかし、いま外国人妻の幼児殺害事件を機に、国際結婚にネガティブな焦点が当てられています。日本人と外国人の結婚は、全国平均で20組に1組、東京都では11組に1組という多さに驚き、私も一昨年、自主取材で取り上げました(記事はHPに掲載中)
 いま改めて思うことは、言葉も文化も違う人と結婚するのだから、その分むずかしい筈です。ただ男女の仲なので、一般論があてはまらないことも多いでしょう。それでも、仕事や勉強、観光で海外へ行って現地の異性と知り合い、あるいは来日中の外国人と恋に落ちて結婚するだけでは、こんな数字にはなりません。相手の国へ行ったことがない人や、相手の言葉や文化を学ぼうとしない人でも、斡旋業者に頼れば、結婚を取り持ってくれるからです。
 写真で選んで見合いに行き、初対面で婚約する例もあり、結婚を決めるまでの交際期間は殆どありません。相手も外国人と結婚しない限り、海外に出たり、纏まったお金を手にするチャンスがない人や、なかには、最初から配偶者ビザで堂々と出稼ぐことが目的の人もいます。
 こうした国際結婚は手軽で成婚率も高い反面、信頼関係の築いたり、互いの文化を理解する段階をスキップしていますから、後々さまざまな問題が起こったり、空しい思いをするリスクが高いと言えます。(しんぼー)

テーマ:国際結婚 - ジャンル:結婚・家庭生活

帰属意識
 私たちは親や生まれる場所を選べないので、最初の国籍は選べません。しかし、大人になってからは、自分の意思で移民や難民になり、あるいは外国人と結婚して、外国に帰化することも不可能ではありません。
 最近の靖国問題や企業犯罪に触発され、こんなことを考えています。「私は日本人です」とか、「Xを信仰してます」、「A社の某です」、「家族がいてこその僕」。こうした帰属意識で支えられているアイデンティティーは、団体行動で能率を上げられたり、寂しさを紛らわせ、安堵が得られたりします。一方で、ベクトルが揃いすぎて暴走する危険があります。どんな社会も、何らかの目的をもって形成されていますから、その目的を効率よく達成するために、体制に従う構成員を歓迎し、それが暴走の危険に輪をかけます。
 人は母親とのヘソの緒を切られて以降、死ぬまで孤独という事実を寂しくても認め、「まず自分がいて、国や宗教、会社、家族がある」という構図を持っていなければ、物心両面で様々なトラブルが起こります。自分が属している社会が、自分が好まない方向へ行くとき、契約や義理人情との間で葛藤が起こり、そこでスピンアウトできなければ、運命を共にすることになります。嫌な思いをしても、共にいることの方が幸せというならば、それも自由です。
 それでも、どこかで「誤った方向」と感じている限り、自己正当化のための虚栄を張ったり、忠誠に対する代償がないと恨んでみたりするのでしょう。社会の最小単位の「愛し合っている」という男女でさえ、同じ人間になったり、一つにはなれないのですから。(しんぼー)

テーマ:社会 - ジャンル:政治・経済

日本円と日本のパスポート
 自主取材から戻りました。いやぁー、仕事よりも、ホテルで参りました。私と同じフロアーの日本人男性の御濫行!40代から上、6、7人のグループだったのですが、どの男も娘のような歳の女性を一人ずつ侍らせています。半裸で部屋を行き来し、タバコの煙がこもるからかドアを開けたまま、“酒池肉林”の宴会です。あまりおおっぴらにして、顰蹙を通り越し、事件にならないかと心配です。
 そもそも自国で相手にされないケチで助平なオヤジが、外国だからと急にモテる筈ありません。会ったばかり、そのうえ言葉も通じない女性は、強い日本円と、世界のどこへでも行ける日本のパスポートに魅力を感じているわけです。しかし、男たちは日本から来た日本人であることを最大限利用しているようで、壁越しに高笑いや嬌声が聞こえてきます。
 先進工業国では結婚難が顕著です。それは女性の権利や教育、収入が高くなり、男性が選ばれるようになったからでしょう。楽に暮らしていける年収や、将来に不安のない仕事などが、結婚の前提となっています。前者は現地の女性にとっての「日本円」、後者は「日本のパスポート」に相当します。
 後先のことなど考えず、駆け落ちなんていうラブ・ストリーがフィクションの中だけになってしまった昨今、男女の仲はいずこも結局こんなものなのでしょうか。
 さて、自主取材の脱稿は、食いぶち稼ぎの仕事を優先しなければならず、ちょっと先になります。ウェッブサイトには必ず掲載します。お楽しみに!(しんぼー)
 

テーマ:タイ - ジャンル:海外情報

いってきます
 自主取材に出発です。正味3日足らずの短期決戦なので、ネットカフェに立ち寄る時間はなく、ビジネスセンターがあるような高級ホテルにも泊まりませんので、当ブログは来週まで更新できそうにありません。
 自分の取材に出かけられるのは、フリーランス時代は出入りしていた週刊誌が合併号を出す年3回のチャンスに、その前後のサラリーマンをしている期間は、比較的ヒマな時期に代休や有給休暇の消化という形です。取材の準備より、スケジュール調整や留守中の手当ての方が大変なのが実状。だから、クーデターや津波があっても行けずに歯がゆい思いもしますが、そんな時は放っておいても、日本のメディアが大挙して押しかけますので、任せておくことにしています。
 しかし、こうした休みが取れたならば、本来は家族サービスをしなくてはならないのだと思います。ところが、私の場合、殆どやって来なかったので、妻子にはとっくに愛想を尽かされています。言い訳のようですが、休みは限られているし、儲からない仕事は休みにするしかないのです。自分の仕事で喰えるようになったアカツキには、休みを休みとして使えるのですが、いつになることやら。(しんぼー)

テーマ:働き方 - ジャンル:就職・お仕事

独特なもの
 一本の短い原稿を書くのにも、20代の頃はうんうん唸って、ものすごく時間がかかったものです。今は、その日取材したことは、その日のうちに形にする習慣がついています。締め切りまでに余裕があれば、時間を置いて読み返し、不足があれば追加取材したり、推敲して行きます。また、次の仕事が突然入って来ても対応できる態勢をとっておくためにも、やはり取材したら直ぐに書いておくのが、良いと思っています。
 でも、売れる原稿は、早いとか、締め切りを守るとか、次々と本数をこなせるといったこととは無関係なんだと、かなり後になって気付きました。上の3点は、誰でも場数を踏めば、身に付く技術や習慣です。売れるか否かは、当たり前ですが、内容しだいです。ネタか、着眼点や切り方、構成、文体のうち、最低一つ“独特なもの”を持っていなければ、ダメなんだと分かりました。売れる原稿ならば、逆に編集者が待ちます。
 文章や写真、映像に限らず、他の芸術やスポーツ、どんな分野でも、一通り出来るようになるには時間が必要です。なので、一人の人間が、あれこれ試してみるのは難しいでしょう。それと同時に思うのは、“独特なもの”が生来の才能でない場合、本人が意図しない運命的な人生経験から生じるものだということです。だから、どの分野をやっていたとしても、私は結局この程度だったろうと、最近は開き直っているわけです。(しんぼー)

テーマ:自己分析 - ジャンル:就職・お仕事

ジャーナリストの財産
 何年やっても黒字に転換しない自主取材。でも、これを止めてしまうと、「私はだれ?」ってな具合に自己存在が危うくなります。だから、細々とですが、続けています(個人ウェッブサイト・『東南アジアの人々』、当ブログからリンクあり)。で、二人の子供が揃って社会人になる今春以降、もう少し力を入れられるようになるとは思いますが、今のところ年2回が精いっぱいです。
 その自主取材、今年の1回目が近づき、いま準備中。現地では20年来の友達が、リサーチやアポ取りをしてくれています。こんな友達がいなければ、取材は期間が倍以上かかるか、内容が薄くなってしまいます。
 取材コーディネートを生業にしている人は各国にいます。彼らの客、記者やカメラマン、ディレクターたちは、たとえ同じメディア企業からでも、最短は1回だけ、長くても3年で入れ替わります。客の中には、現地コーディネーターを踏み台にし、手柄を上げられれば良いと考え、取材や任期が終わると音信不通になる人もいます。ですから、なかなか個人的な信頼関係を醸成できません。コーディネーターもそういう人たちとはビジネスと割り切ります。
 儲からないのに、地域を絞って、ネタがない時期はネタを絞り出してでも、20年近く通ってきたのは、我ながら愚鈍だと思います。しかし、阿吽の呼吸で一緒に仕事ができる何人かの友達こそ、ジャーナリストとしての財産だと思うのです。(しんぼー)

テーマ:仕事論 - ジャンル:就職・お仕事

ヤラセの避け方
 記事や番組を作るために、話を聞かせてもらったり、写真やビデオを撮らせてもらわねばならないことがしばしばあります。見えるまま、聞こえるままを素材に、あとはデータを集めて補強という方法もあります。しかし、この方法では、よほど長期取材するか、メディア初露出といった対象でないと、訴求力が弱いものになりがちです。
 メディアに出て目立ちたい、意見を言いたい、商売の宣伝をしたい人たちは、自ら売り込んで来るくらいですから、暗黙のうちにギブ・アンド・テイクが成立しています。これが媒体に載っているものの大半ですが、得てして、出来レースのようで面白くありません。
 本当に出て欲しい人は、大体がメディアに嫌悪感を持っていたり、脇目も振らず忙しい日々を送っています。そんな場合、最後の手段として、謝礼と言えばまだ綺麗でも、要するに買収することを考えてしまいます。役者にギャラを払ってドラマを作るのは良いですが、ノンフィクションの分野では問題です。誰しも報酬を受ければ、それなりに応えようとしますから、ウソ臭くなります。また、平素からメディアに不信感を抱いている人なら、余計に関係を悪化させます。
 ですから、やはり、なぜ話を聞きたいのか、どうして撮らせて欲しいのかを説明し、納得してもらうのが唯一最良の方法だと思うのです。その上で、どうしても時間を割かせて悪い気がすれば、取材を全て終えた別れ際や、掲載誌や同録テープを贈る際に、謝礼を渡すのです。これだと、ヤラセや買収にもなりません。(しんぼー)

テーマ:疑問・感想・意見 - ジャンル:ニュース

ネタ掘り
 事件事故といった発生もの、役所や企業の発表もの、予定が分かっている日付ものは、ある意味、受け身で居られます。しかし、企画ものは、情報の洪水の中から、ネタを掘り出さなければなりません。
 コンピュータが普及する前、そして、データベースの利用料が高かった頃は、関東に住んでいたこともあって、国会図書館へ5年くらい毎週ネタ掘りに通っていたものです。全国の地方紙と雑誌を鳥瞰できるからで、通ううちに、どこの新聞の何曜日の何面にオイシイ情報が多いなんてことも分かってきました。もちろん、その情報に別の情報を足したり、場所を置き換えたり、切り口を変えたりして、自分のネタとするわけです。
 今は福岡に住んでいますが、インターネットの発達で、自室に居ながらにして、ネタ探しができるようになりました。そんなコンピュータ時代でも、新聞社に勤めた経験と、図書館での斜め読みのテクが、役立っているようです。
 検索の際、人物や事象が先に特定できている場合は、固有名詞を入れればOKですから、悩むことはありません。しかし、話の傾向や雰囲気のようなもので探す場合は、見出しでは決して使わないと思う語句で、執筆者が本文を引き締めるために用いそうな一般名詞を、敢えてキーワードにするのです。そうすると、欲しい情報のヒット率が上がります。
 しかし、それでもファールチップばかりという時もあります。実は、今夜が、そうなんです。ブログはこの辺で、仕事に戻ります。(しんぼー)
 

テーマ:サーチエンジン - ジャンル:コンピュータ