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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
「自称」ディレクター
「自称ディレクター」といった表記を、久しぶりに新聞で見ました。テレビやラジオの番組ディレクターは、別に資格など要りません。外部の制作会社や派遣会社、フリーランスの人たちの方が、社員よりも多いのが現実です。
 この「自称」とは、仕事の実績がないことを指すのでしょうか?それとも、フリーランスならば税務署に「テレビ番組ディレクター」などと届け出てないことを言うのでしょうか?
 しかし、プロデューサーと趣味が合わずに企画が通らなかったり、ハードルが高い枠に持ち込んでボツになったりして、積極的に活動していても、実績がない年もあり得ます。
 私のディレクターの定義は、企画からオンエアー直前まで、制作サイドの責任を持つ人です。会社や上司に言われてやっている人より、自分でディレクターがしたいという「自称ディレクター」の方が、仕事へのモチベーションが高く、執着が強いように思うのですが…。(しんぼー)

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テーマ:テレビ - ジャンル:テレビ・ラジオ

ダブルスタンダード
 PSEマークのない中古家電の販売が禁止されそうです。国が定めた安全基準や審査に合格していて事故が起こり、損害賠償問題が生じれば、国も賠償に応じなければならないので、免責の範囲をハッキリさせたいのでしょう。しかし、そもそも「安全確保」が目的の「電気用品安全法」ならば、販売ではなく、メンテナンスなしの使用を禁ずる方向でなければザル法です。
 また、低価格競争に加え、めまぐるしく変わる流行のなか、大手メーカーも修理を前提としない、“使い捨て”のモノを作っています。そんな廉価品が「想定外」の年数使われ、事故を起こし、製造者責任を問われるのは御門違いだと言いたいのでしょう。大量生産で効率的に利潤を上げ、大量消費で市場を活性化させたいのが、未だに政財界の奔流のようです。
 国内での販売を禁止する動きのある中古家電は、以前から東南アジアやロシアなどへどんどん輸出されています。公害物質の排出基準も然り。同じ人間が使うのですが、法律がなく、訴えられないならOKと。モノの安全性やコトの善悪ではなく、経済性を申し訳に、『ダブル・スタンダード』が罷り通っています。その場その時だけ、自分だけ儲けようと考えるからで、資源調達から最終処分までの間の“収支”を出せば、経済性は相反しない筈です。
『ダブルスタンダード』を巡っては、以前こんな取材をしたことがあります。(しんぼー)

テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済

英語は世界語?
 また見知らぬカンボジア人からメールが来ました。今回は作家志望の30代男性。「フランス語で書いたものを、訳した英語」という文章は明解で、要件はすぐに分かりました。クラチエで撮ったメコン川の写真をサイトに載せていたところ、それを自分の短編集の表紙に使わせてくれとのこと。クラチエは彼の故郷だそうです。
 日本人がカンボジアに、カンボジア人が日本に暮らすならば、お互いの言葉を学ぶことが必要です。しかし、こうした連絡は、やはり英語を使うのが便利です。私はなにも英語崇拝者ではありませんが、大英帝国の時代があり、今はアメリカの時代なのですから、仕方ありません。
 英語と母国語の語源が同じで、文法も似ていて、英語を容易に習得する欧州人を羨ましく思いますが、私たちの孫の時代になると中国語が英語に取って代わり、欧州人は漢字圏の我々を羨むかも知れません。フランス語がしっくり来るという彼は内戦時代、難民としてフランスで教育を受けたのでしょう。フランス語は国際郵便に世界語の痕跡を残していますが、旧植民地でも話せる人は高齢か既に亡くなっています。
 カンボジア語も、フランス語も、ビルマ語も、タイ語も、私は挨拶程度しか話せません。だからといって、日本語でブッ通すのは失礼だと思います。お互い学校で習っている英語という中間地点まで歩み寄るのが、せめてもの誠意だと考え、英語でコミュニケートし、サイトにも英訳ページを設けているわけです。(しんぼー)
 

テーマ:語学 - ジャンル:海外情報

硬直社会と老成した若者
「卒業おめでとう。本当に自分がしたいことを見つけてください」。離れて暮らす息子と娘に、祝電を打ちました。私が20代の頃は、まだバブル前でしたが、同じ職場で差別は良くないと、労組は嘱託やアルバイトを社員にする運動をしていました。ですが、子供たちが揃って就職しようとする今、逆に正社員はどんどん減り、派遣やアルバイトが増え、格差は拡がる一方です。
 遅くとも義務教育の成績で、大半の若者の人生は決まってしまうようです。そんな硬直した社会に、ニートになるなどして離脱する若者はいても、小さくても良いから、風穴を空けてやろうという人はあまり見かけません。聳え立つ構造社会と、それを死守する勝ち組を目にすると、脱力してしまうのかも知れません。
 しかし、構造の底辺に組み込まれ、忠誠と引き換えに分け前を恵んでもらうことに甘んじていて、ストレスは溜まらないのでしょうか。一方で、見返りが期待できない富の分配など、不労所得がある金持ちがすることと思っているのでしょうか。
 確かに、背に腹は替えられません。いまの若者たちは、我が子もそうですが、私より世渡りが上手そうです。どうにもならないことに抵抗するといった、時間とエネルギーの空転はバカバカしいと。そんな老成したような価値観は経験からではなく、又聞きの情報からだという思いがしたので、冒頭の電文を送ったわけです。(しんぼー)

テーマ:新社会人 - ジャンル:就職・お仕事

中途半端は空しいから
 デンマーク紙の風刺漫画に激化するイスラムと非イスラムの対立。日本の商社が木材調達のためジャングルを丸裸にしたというフィリピンで、村を丸ごと飲み込む地滑り。イラクに続き、アメリカが天然ガスを巡ってイランでも戦争を始める動き、などなど。私が行ったことすらない国や地域で、いろいろ大変なことが起こっています。
 初めての土地でも、情報を集め、準備し、資金を持って臨めば、そこそこの取材はできると思います。タイムリーな内容ならば、売り込みに苦労することなく、メディアに載ります。
 しかし、知己がおらず、土地勘がなければ、取材の効率は悪くなります。そんな門外漢が敢行しても、経費すら回収できず、赤字が膨らみ、下手をすれば廃業。
 また、あざとく“旬”のネタばかり追っかけたりしていると、それでなくても個性がない自分なのに、どれも中途半端になってしまって、空しいだけだろう。このごろ自分に、こんな風に言い聞かせています。(しんぼー)

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

便利屋は自分のため
 卒業・入社シーズンになると、思い出します。就職の一次試験には一般常識と作文のほか、英語(外国語)もありました。しかし、勤続5年以上だけで3つの職場を経験していますが、業務で英語を使う機会は年に2、3回です。また、中学からの必須科目だった筈なのに、英語の通訳や翻訳が会社の経費で落ちています。だから、あの試験は二次に向け、頭数を絞るためのものだったと思うのです。
 アメリカで学部と院を出た友達は、職場でその経歴を隠しています。「英語の」という枕詞が付く全ての雑用を、便利屋のように頼まれてしまうからです。近年ではコンピュータに明るい人も、重宝がられます。英語のプロを呼んだり、パソコンのサポート契約を結ぶと幾らするか知っているからこそ、手近な便利屋に頼っているようにも見えます。
 しかし、もし職場に専門の人が来たり、部署ができたなら、今度は間違いがあったときの責任問題も絡んで、職域を荒らすなということになるのでしょう。そうなると、自分で解決できていた問題でも、その人や部署に頼まなければならなくなり、誠に不便なことです。
 よって、英語やコンピュータ技術などは、それのプロになるなら別ですが、あくまで自分の情報収集やコミュニケーションの道具としておくのが良いようです。(しんぼー) 

テーマ:資格・スキルアップ・仕事 - ジャンル:就職・お仕事

休みは家庭サービス
  このごろのカメラマンには、子供の入学式や運動会などで仕事を休む人が珍しくありません。皮肉などではなく、それで喰えているわけですし、本当に良いことだと思います。
 私はプロになれた喜びと、撮影や取材が面白かったこともありますが、休みは仕事をするための大事な時間でした。今になって思えば、お父さん業を怠けていた結果、子供たちは父親に懐かないまま、大人になってしまいました。
 そして、そんなハングリーさを粋がって、どうにかなったかと言えば、家族に愛想を尽かされ、周囲に嫌われるのがオチで、肝心だった筈の仕事はどうにもなっていません。40歳前後から息切れしかかっている観すらあります。
 才能のある人は、休みは休んでも芽が出るもの。あるいは、力の入れどころを知っている人が、才能があると言われるのでしょう。もっと早く自分の可能性と限界に気付き、仕事はほどほどに、ちゃんと家族サービスをすべきでした。しかし、今さら路線変更して、取り留めもなく中途半端に終わっては、それこそ申し訳が立ちません。なので、このまま行こうかと思っているところです。(しんぼー)

テーマ:仕事と家庭 - ジャンル:結婚・家庭生活

機密漏洩に思う
 企業や自衛隊、警察の情報漏洩が事件になっています。ファイル共有ソフト『ウィニー』を巡って、著作権侵害と並んで危惧されていたことです。この問題は取材活動にも関わりがあり、いろいろと考えさせられています。
 ウィニーの争点は、ソフト自体が違法なのか、ソフトを使って悪事を働くことが違法なのか、というところです。それを言うならば、ウィニー出現の2002年以前から、小型カメラやコンデンサマイク、無線機、コンピュータ、印刷機などを使って、スパイ活動や海賊版の制作が行われてきました。しかし、道具やその開発者が悪いとは誰も言いません。ウィニーも使う人しだいのような気がします。
 では、何が違うのでしょうか。ウィニー以前から、音楽や写真のファイルもやりとり出来ていましたが、IDやパスワードを入れ、意識的に操作する必要がありました。それがウィニーを入れると、匿名で自由にダウンロードできるようになり、常時接続している間にダウンロードしたものを、また誰かがコピーしていくようになったわけです。しかし、そういった機能のソフトをインストールしたのは自分なのですから、ソフトのせいにしてはいけません。管理できないPCを、ネットに繋ぐのは無謀です。
 取材活動のなかでは、双眼鏡やカメラを持って張り込んだり、郵便受けをチェックしたり、無線を傍受することもありますが、そういう手段で得た情報は必ず足を使って、且つ、名乗って、裏を取るのが鉄則です。ウィニーなど便利でソフトで、もっと奥の情報を、恐いほど簡単に入手できる時代になりましたが、入手した情報を無責任に垂れ流したり、後で訴えられて負けるようなことはしたくありません。
 使い方によってはトンデモナク便利な新技術が、悪用や誤用ばかり目立ち、官憲に制限されてしまうのは勿体ないことです。諸刃の剣を使いこなそうじゃありませんか。(しんぼー)

テーマ:情報セキュリティー - ジャンル:コンピュータ

「世知辛さ」考
 酒を飲むと、お喋りになる人が多いですよね。行きつけのバーで、苦手なお客さんが何人かいます。バーテンダーも無視にならないギリギリの相槌に止め、BGのボリュームを上げますが、そんな人には通じません。「トリノの人口は?」とか、ちょっと調べれば直ぐに判ることを脈略もなく訊いてきたり、「最近の××はダメ!」といった偏見に満ちた意見をグダグダ繰り返されると、もう酒が不味くなってしまいます。
 情報洪水の今日、読んで貰える雑文と同じで、雑談するのも難しくなったと思います。オイシイ情報や独自の体験談、それなりに仕込みをした話なら、面白く聞いてもらえます。講演料を頂けることだってあります。他方、若い女性やイケメン、気前の良い金持ちには、擦り寄る人がいますが、それは下心があってのことです。
 話を聞いて貰うには普通、カネを払わなくてはなりません。酒席ならスナックやラウンジ。一対一がお望みなら、会話するだけという風俗の利用法もあります。他にも、話し相手になる代金込みの割高セールスや、英会話教師とのフリーカンバセーション、宗教関係者、占い師、心理カウンセラー、各種コンサルタント、弁護士など、硬軟それぞれ内容に合わせて選べます。こうした聞き役が求められ、聞くことで報酬を得られたりするのは、専門的サービスに需要がある一方で、淋しい人や存在を認められたい人が多いからでしょう。
 けれど、他愛ない世間話をするにも、カネのやりとりが発生する現代には、ちょっと疑問を感じます。バーに来る苦手なお客さんは、見るからに孤独。でも、孤独に分け入っていくのは、こちらも疲れていて、億劫さが先立ちます。言ってしまえば、「世知辛い」世の中。都市化・核家族化を背景に、友人知人、恋人、配偶者との関係でさえ、心的労力や時間を経済性で考える反射が互いに備わってしまったようです。(しんぼー)

テーマ:独り言 - ジャンル:日記

ベジタリアンとの食卓
 アレルギー体質ではなく、自分の信仰や文化から、あるいは、個人的な生き方で、ダイエットしている人が大勢います。私の友達にも、野菜と果物しか食べない人がいます。一見野菜ばかりでも、卵やラード、鰹出汁など、少しでも動物性の食材が使われていると受け付けません。彼と外食できる店がなく、アパートで昆布出汁の吸い物に、豆腐ハンバーグを作ったことがあります。
 また、天ぷらは無味だからとケチャップをかけ、うどんは水臭いと一味を瓶ごと入れる外国人も少なくありません。異文化に入った時、順応か迎合しないと、とかく不便で、非常に高くつきます。
 でも、日本人の多くも、五十歩百歩だと思うのです。現地の料理が口に合わないとか、海外の日本料理店が不味いというのは序の口。細菌と塩素のどちらも嫌と瓶入り水を飲み、有機野菜を持ち上げる一方で規格に拘り、カロリーや栄養素に過敏になって、工業製品のサプリメントに凝ったりしています。
 万難を排して選択的に食べることで自己実現させ、己を律していると思えることが、人格や文化の一部なのでしょう。困るのは、その他諸々の局面でも言えますが、限られた予算で、一緒に卓を囲む時なのです。(しんぼー)

テーマ:ダイエット - ジャンル:ヘルス・ダイエット