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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
カメラに写る以外のこと
 性悪説と性善説があります。前者は、人を疑って見ますが、自分を含めると自虐的と言われたりします。自分を懐疑的に見るのは、傲慢にならず、抑制や反省があって良いことだと思います。ただし、疑ってみる時に、最後には性善であるはずという期待がなければ、開き直ってしまうこともあります。
 他人と共有するか、共同で構成するものを懐疑的に見ると、性善説の人たちと衝突します。性善説を支持する人は、最初から自信が持て、団結でき、物事を迷いや不安も少なく推し進められることが多いような気がします。そこで、自分たちは性善だけど、仲間以外は性悪な人たちといった排他的な集団意識を持つと、危険です。
 罪悪感から免罪符を求めるような買い物や寄付をしたり、富の次は名誉というように、一見無駄なカネの使い方をしたりします。そんな散財の結果、富が分配され、凋落と興隆が起こり、人類滅亡のような破局は迎えずに済んできたようです。
 日々の仕事では、目の前にある、カメラに写ることばかり扱っているのですが、どうしたことか、こんな観念的なことばかり考えています。(しんぼー)

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テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

テレビが好きになれない
 本や雑誌はカネを払ってでも読みたいと思いますが、テレビは無料でも、どうも見たくなりません。欠かさず見ている番組はありますが、それは職務としてです。
 テレビがイタダケナイところは、録画しないことには、好きな時間に見られず、興味のない部分を早送りしたり、聞き逃したところをリピートしたりも出来ない点です。それに、広告主と受け手のウケを狙っているのが、他のメディアよりも、あからさまなところ。
 たぶん、活字メディアの印刷や流通、販売の部分に相当する電波の送出を、番組を製作しているテレビ局という一つの会社が、両方やっていることと、受け手が見ようと思う番組に視聴料を払うのではなく、番組の企画段階からスポンサーが付いているから、そうならざるを得ないのだと思います。
 こんな考えのフリーランスが家族を養えなくなった9年前、辛うじてツブシが利く業界で中年を公募していたのがテレビ局だったのです。ずっと憂うつなのは、給料を貰っている以上、あまりつまらない物は作れないと、好きになれないテレビに、私なりに力を入れているからだと思うのです。(しんぼー)

テーマ:テレビなんでも - ジャンル:テレビ・ラジオ

独り暮らし
 勤め先の所在地の関係で、独り暮らしが9年になろうとしています。真っ暗なアパートに帰ってくるのは、もう最初の1年で慣れましたが、未だに忙しい時期の家事は悩みのタネ。土日も休めないほど仕事に追い立てられ、コンビニ弁当や外食が続いても、週2回くらいの洗濯や風呂掃除、それに、ゴミ出しなどはサボれません。
 家族と一緒に暮らしていたら、家事の役割分担が決まっていても、臨機応変、助け合えるでしょう。しかし、誰かが家事をやってくれ、その分、時間に余裕が生じたとしても、良いアイデアが閃くとは思えませんし、結局甘えてしまって、作業能率は上がらないかも知れません。だから、最低限の家事でも、仕事と全く関係ないことをすれば、気分転換やストレス解消になっていると思うようにしています。
 それでも、単身生活は自由や気楽さと引き換えに、不便で淋しいものです。(しんぼー)

テーマ:徒然なる独り言 - ジャンル:日記

プロとアマの違い
 ウェッブサイトやブログが普及し、以前は自費出版や自主上映会、路上演奏などでしか発表の場がなかった作り手も、世界中に向けて発信できる時代となりました。そして、プロとアマの差が曖昧になったと、よく言われています。
 しかし、改めて思うわけですが、プロはそれを生業にしている人で、アマチュアは生活費を他で稼いでいる人なのだと。どの分野でも超一流を除けば、プロより巧いアマは沢山いますから、技術的な巧拙では線引きできないでしょう。要は、多くの人が興味を持っているか、多数の興味を喚起する、つまり需要があることをやっているのがプロで、少数しか関心を示さないことをしているのがアマチュアというのが、私の観察です。
 私は趣味で音楽を聴きますが、ヒットしているのは万人受けし、耳障りが良い楽曲ばかりです。1回聴いてもよく分からないようなクセがあり、何度か聴いているうちにそれが味になり、何百回聴いても飽きない曲というのはヒットしません。ミュージシャンならば、自分が本当に演奏したいものは、特定の客を相手に小さなクラブなどでしか出来ず、食べていくためにはスタジオミュージシャンや、歌謡コンサートのバックバンド、音楽教室の先生をしているという人も多いでしょう。あるいは、音楽とは全然関係ないアルバイトだったり、会社員だったりすることも。
「さすがプロの仕事だ」という言い回しは、「完成度が高い」という意味で使われてきました。しかし、こういう時代になって、その意味では「職人の仕事」という方が適当で、「プロの仕事」は「売れる仕事」という意味に限定した方が良いように感じています。ただ、プロは自分がやりたいことを抑えて、お客さんに合わせなければならないので、それなりに難しく、大変です。(しんぼー)

テーマ:仕事論 - ジャンル:就職・お仕事

ビルマ人からのメール
「トオンジョーさんの友人でございます 去年トオンジョーさんにちょっともらったあさべさんのテープは私のせいで雨にぬれました それを直してhard diskにいれました突然hard disk壊れました もう一回dubbingしよとしてもテープの映像はtracking ばかり出て きれいに見えないのでDVD作るのは大変になってしまいました 申し訳ないですが も一つ コーピ 貸してくれませんか お願い致します」
 関東に住むビルマ難民の男性から、こんなメールが届きました。1996年に『ある自由戦士の帰還』というルポルタージュを書いたのですが、山田君というビデオカメラマンと一緒に取材に行き、同時にビデオリポートも作りました。そのビデオが10年経った今も、民主派ビルマ人たちの間で大事に見られているようです。
 内容は国軍やタイ入管に追われて、アメリカへ亡命した民主派学生組織の初代議長が、5年ぶりにジャングルに残っていた唯一の学生キャンプを訪ねるというもの。その元議長は昨年来日したのですが、安保反対と学生運動をした“団塊の世代”同様、良くも悪くも丸くなっていました。私の方は、そのビデオがどこにも売れず、大赤字を出したことが一つの原因となり、フリーランスを辞し、サラリーマンに戻ったわけです。
 初めて彼と会ったのは18年前。民主化デモに発砲する国軍と戦うため、彼は8千人の学生たちと、タイ国境に近いジャングルで銃を手に立て籠もっていました。しかし、今や彼は寿司バーをシカゴとニューヨークで経営し、広い芝生に囲まれた一軒家に車が2台、親子4人で幸せに暮らしています。冒頭の日本に定住したビルマ人も、30歳近くになってから亡命してきた人で、日本語学校に通う余裕などない生活にも関わらず、日本語を書けるようになっています。反体制モノが売れなくなって久しいですが、それとは別に、時代の移り変わりを感じるこの頃です。

テーマ:特定アジアと日本 - ジャンル:政治・経済

共感や一体感は儚いもの
 このごろなぜか、何やら哲学的なことを考えています。
人は生まれて死ぬまで、一つの個体で、自分は個性がないと思ったり、他人に平凡だと言われたりしても、自分と全く同じ人間はいません。その違いを意識すればアイデンティティーにもなる一方で、孤立感を招くこともあり得ます。
 親子であれ、恋人同士であれ、夫婦であれ、家族であれ、親友であれ、同じ人間にはなれません。一卵性双生児でも性格は異なることで明らかですし、生まれてから現時点までの経験は皆それぞれ、これからも様々ですから。
 反応する主体が必ず違うのですから、一つの客体に対してでも、同じ反応をし、同じように感じる人はいません。乳幼児と母、蜜月期の恋人同士、一つのことに熱中している集団は、一体感を感じますが、それは互いに都合の悪いところが見えなくなるか、意図的に見ないようにしているからです。
 ですから、淋しくない、愉しい人生を過ごすためには、まず自分も含めて人は孤独ということを受け容れた上で、共通の対象で喜怒哀楽を交換し、同じ思想や価値観を持てたと思える瞬間を大切にすることではないかと思います。
 メディアに於ける記事や写真、映像なども、共感や一体感は儚く、それを故意に広め、継続させようとすると無理が出てくるものという認識に立っていなければ、「人は孤独」ということを受け容れていない、あるいは、そう認めたくない人たちにつけ込んだ、あざといモノになってしまうようで悩んでいます。(しんぼー)

テーマ:徒然なる独り言 - ジャンル:日記

ネット時代の仕事関係
 GWが終わってしまいました。先方の都合で仕事がドタキャンとなり、GW後半に時間ができましたが、ネットで次のネタを探しながら、貯まっていたボタン付けや、観葉植物の手入れなどをして過ごしました。
 そんなことをしていると、SYさんから『心をもらう旅』の英訳が届き、早速アップ。いつも赤字の自主取材、収益の全く出ない個人サイトで、謝礼はスズメの涙なのですが、有り難くも、この方はボランティア精神で翻訳して下さっています。
 自分で訳した初期の10余本を除いて、あとは全部SYさんの訳なので、私の記事を一番熱心に読んでくれている方は、間違いなくSYさんでしょう。しかし、実は彼女とは会ったことも、電話で話したことさえないのです。ネットで知り合い、原稿のやり取りはメール、謝礼は銀行振込。ですから、もう5年くらいのお付き合いなのですが、お幾つくらいの方なのか、ご本業は、子供さんは、本当になにも知りません。けれども、私の言いたいことは正確に伝わっているようで、微妙なニュアンスや大事な固有名詞も大切に訳して下さり、まさに痒い所に手が到くという感じです。
 一緒に仕事をするためには、まずは会って打ち合わせをし、本音で話し合うために杯も交わさねばと言いますが、ネット時代のこんな関係でも仕事は十分できるものだと、我ながら感心している次第です。(しんぼー)

テーマ:仕事論 - ジャンル:就職・お仕事

廃業通知
「我が社は他とは違うと襟を正して頑張ってきましたが、お客さんたちは成婚後に愛を育むこともなく、結局は色とカネが目当てでした。今まで一体なにをやって来たのかと自己嫌悪し、このほど廃業を決めました。友人たちも私が早くこの事業から手を引くことを願っていたことも分かりました」。2年前の記事、『ネットで国際結婚』の取材に協力してくれた国際結婚斡旋業者から昨日届いたメールの要約です。
 日本人同士の男女でも結婚となれば、年収や財産で条件が付きます。実生活の経験が浅い未成年や、人生を達観している高齢者のカップルならば、カネのことを問題としない例も少なくないでしょう。しかし、子供やマイホーム、家族でのレジャーなど、これから実現させたい夢を持っている独身者は、恋愛する前から、もっと言えば、交際相手との出会いの段階から、相手を収入や生活レベルで篩にかけています。なにも興信所などの調査結果を待つまでもなく、行動エリアが違うとか、話題や趣味が合わないという時点で、その篩にかけていることになります。
 そんな背景もあって、日本に限らず男女差別が小さくなった工業国では、結婚したくても、相手が見つからない男性が増え、GDPがより低くて因習的なジェンダーがより濃く残っている外国の女性と結婚するケースも多いわけです。留学や観光、出張、駐在、現地採用などで、その国へ行ったことがあるわけではなく、斡旋業者のサイトで女性を選び、初めて行く人もいます。そうした人のなかには、相手の言葉や文化を学ぼうとしない上に、自分の国で二人暮らすようになっても、妻を語学学校へ通わせない人が多く見られます。
 とにかく結婚したい男性と、国際結婚以外には簡単に生活レベルを上げられず、外国へ行くチャンスもない女性との間で、確かに契約は成立するでしょう。しかし、「行動エリアや話題、趣味」以前に、通訳を介した短時間の見合いで婚約し、何度も会わないうちに結婚することに無理があるのは明らかです。私は若い頃にドイツ人とフィリピン人、ベトナム人の女性に淡い恋心を(時期を別にして)抱いたことがありますが、いくら一目惚れしても、やはり結婚はある程度付き合ってからでないと踏み切れません。そんなことグダグダ言っている間に、煮え切らない男と振られたわけですが…。(しんぼー)
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テーマ:国際結婚 - ジャンル:結婚・家庭生活

ダイヤル式電話
 ジーコン、ジーコン。先日ケータイが通じない山中で電話を借りると、なんとダイヤル式でした。20代の頃に働いていた新聞社ではこればかりで、さらにエボナイト製のずっしり重い電話機もありました。昔とった杵柄で、すんなり使えましたが、いやはや珍しいものに遭遇しました。
 私の周囲を見渡すだけでも、電話はIPに、レコードはCDに、カメラはフィルムからデジタル、テレビもアナログからデジタルへ、タイプライターはワープロ専用機やPC98、ウィンドウズ3.1を経て現行のXPに到っています。自動車も然り、安い在来線急行列車がなくなったのも、同じ動きだと思います。
 まだまだ支障なく使えた機器を、何台買い換えたことでしょう。何十万、いや、累計すれば1千万円に近いカネを注ぎ込んでいます。どれも表面的には便利に、使い易くなりましたが、一旦壊れると、修理が利かず、丸ごと新品に取り替えです。レコードは良い音がするし、フィルムは味があるし、ワープロ専用機の変換は賢く、PC98ではサクサクと仕事ができました。しかし、仕事先の環境や、店の供給体制など、全てが変わってしまい、自分だけ使い続けることは不可能です。
 経済が立ち行かなくなり、とんでもないインフレが起こり、政府は新紙幣に切り替え、市民が大損する国もありました。日本の場合、デノミやデバリュエーションは敗戦直後に経験して以来、これまで一度もありませんでした。その代わり、政府はこうした新技術での囲い込み策で、半強制的にカネを使わせ、乗り切って来たのではないでしょうか。わずか4年前に買い換えた4代目PCですが、求められるDVDを焼けず、そうも思いたくなっています。(しんぼー) 

テーマ:経済の疑問 - ジャンル:政治・経済