FC2ブログ
プロフィール

しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
外国人ジャーナリストの眼
 ジャーナリストは、理想的には、国家権力からも独立していなければ、偏向しない報道は難しくなると、前回のブログに書きました。「理想的には」と添えるのは、ジャーナリストも生活していかねばならないので、国家が運営する教育や健保、年金などのシステムをはじめ、警察が維持している治安などの恩恵は受けざるを得ないからです。もちろん、納税者・市民の一員でもあるので、システムが機能していなければ、批判できますし、特にジャーナリストの場合、批判するのが仕事です。
 しかし、自分自身がどっぷり漬かっている社会は、シガラミもあり、「まぁ、こんなもの」と妥協してしまいがちです。もっと言えば、自分の声が、録音して再生してみないと、聞こえているようで、客観的には聞こえていないのと同様に、自分が暮らしている社会は、なかなか見えないものです。
 だから、日本であろうと、外国のジャーナリストであろうと、自分の生活ベースがない外国で何かを取材することに、大きな意義があると思うのです。あるいは、生活ベースを外国に移して、時間や距離を置いて、自分の国を見ることでも、看過していた大事なことに気付けます。
 しかし、外国人や外国へ出た人に見える社会の理不尽さは、その社会を治める権力者や、現状を変えたくない市民にとっては、指摘して欲しくない場合が多いのです。だから、マスコミはそういう報道は受け付けず、社会では異端視されがちです。「理不尽」な部分は、歴史に培われた独特の伝統や慣習であり、国としてのアイデンティティだと居直ることもあります。そして、指摘する人が外国人だと、内政干渉だと国外追放にしたり、次回のビザを発給しなかっりすることもあります。
 どこの国も地域も、似たり寄ったりの文化になってしまうのは、とても詰まらないことです。しかし、人、モノ、情報が国境を越えて洪水のように往来する現代、独自の文化を育むには、違いを認識することが基礎になければならないと思います。
 ということで、私は過去20年、毎年2回以上東南アジアへ取材に行き、同時に、自分が暮らしている日本社会が当たり前に見えてしまわないように心がけているつもりなのです。(しんぼー)
 
 
スポンサーサイト

テーマ:マスコミ - ジャンル:政治・経済

自己責任
 どうして、こんなに忙しいのでしょう。アパートに帰っても、連日深夜まで会社の仕事をし、土日もやってしまっています。自問自答すれば、今の会社に勤めていて、仕事の処理能力が低く、仕事が遅いからです。別の角度から見れば、後悔したくないので、締め切りが迫っているものを優先し、悪掻きするからです。
 それでも、日々を忙しくするか否かは、結局のところ自己責任です。イラクで邦人カメラマンが殺害されて以降、この「自己責任」という言葉が良く使われるようになりました。それまでも「選択の自由に必ずつきまとう責任」というような言い方はありましたが、この四字熟語の方が言い易いので、急に普及したのでしょう。
 人は物心つく年頃から、従うにしろ、反抗するにしろ、自分の感情や思想、意志に従って、選択しながら生きてきている筈ですから、私は全て自己責任だと思うのです。個人に責任がないのは、生まれ落ちる性別と障がいの有無、場所、時代、それに基礎教育を受ける幼少期でしょうか。それらの要素が生涯影響し続けますが、それさえ客観視できると思うからです。
 ジャーナリストが危ない取材に行く時、事前にどれだけ準備するか、現場に行ってから、どの辺を引き際とするかを決めるのは本人ですから、やはり自己責任です。ちなみに、あの時の意味は、外務省の渡航禁止勧告を無視したのだから、邦人保護の義務はないということだったと記憶します。理想を言えば、ジャーナリストは国家権力からも独立していなければ、偏向しない報道は難しくなります。
 16年前、国連統治のカンボジアへ取材に行ったときには「死亡を含め、事故に遭っても、国連の責任は問わず、損害賠償などの訴えも起こしません」といった書類にサインしました。日本国内を含め政府が立ち入り禁止という所へ行く時は、そういう書類を担当省庁へ提出しておくのが良いと思っています。そして、忙しいのは、やはり自己責任だと思うのです。(しんぼー)
 

テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

本サイトに2本アップしました
 正月明けの三連休のうち二か日は半日ずつ勤務先の仕事がありました。が、比較的時間が取れ、昨秋から懸案だった新しい記事2本、『波乱の自由経済』と『Women in Love with Cambodia』を相次いでウェッブサイトにアップできました。
 取材からアップまでに日数がかかる理由は、本業優先で脱稿や整形が後回しになるのが常なのと、もし既存メディアが使うならば、それより先にネットで出してしまうのは、なにか業界の仁義に悖るように感じるからです。
 しかし、この頃は先にネットに載っていて、そのサイトを既存メディアが見て、本や番組などにするという逆の順序もあるので、それほど気にしなくても良いのかも知れません。
 それでも、どんな小規模な出版物でも、個人のサイトでも、「初出」の方が価値があるという私の考えは、変わりそうにありません。
 いつになるか分かりませんが、近いウチに英訳をさらに一本と、動画ファイルを上げる予定です。
 サイト管理には、ワードに始まり、フォトショップ、ファイナルカット、ドリームウェーバー、FTPと様々なソフトを使い、久しぶりに使うと、どれも操作方法を思い出すのに時間がかかります。本来こうしたPCの操作はスイスイとできて、その分の体力や時間を中味の方に費やさねば、本末転倒になりかねませんね。(しんぼー)

テーマ:社会問題 - ジャンル:ニュース

新年おめでとうございます
 本年も当ブログを、どうか宜しくお願い申し上げます。
 当方は元日から2泊3日で家族が住む兵庫県芦屋市へ帰省していました。途中、小倉への転勤や東京への長期応援がありましたが、都合35歳まで暮らした街です。
 何年かぶりで散歩などしましたが、どうも阪神淡路大震災以降、神戸・阪神間は元気がないように感じてなりません。閑散としているのは、正月休みだからというだけではなさそうです。
 整然と建て直された都市に、若い人たちの歓声は聞こえず、猥雑な雰囲気もなく、生活感とか人々のエネルギーといったものが全然感じられないのです。店や工場、事務所は震災を機に、大阪や東京へ移ってしまい、神戸・阪神間には、老人ばかりが残っているように見えます。
 単身出稼いで9年になろうとする福岡市は、山口県を含めて、まだまだ九州の他県から若者が集まってきています。そして、東京や大阪、韓国、中国の人たちにとって、九州観光の玄関口にもなっています。そんな賑やかな福岡に居るからでしょうか、余計に落差を感じてしまいます。
 収入を得るためとはいえ、家族と別居し、冠婚葬祭や正月など年2、3回、それも短時間しか会わないというのは、やはり不自然です。たまに会って感じる心の距離を、再び同居したときに縮められるだろうかと不安にもなってきます。
 年金が受給されるまでには、まだ大分あり、五十路で故郷に戻ってもシゴトがあるかどうか。だから、福岡で企画を出し続けるというわけです。
 末筆ながら、2007年が皆さまにとって、平和で飛躍の一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。(しんぼー)

テーマ:夫婦二人暮らし - ジャンル:結婚・家庭生活