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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
魔の引力
 テレビ番組にねつ造やヤラセがあったと次々報じられています。で、なぜかと考えると、すぐに思い当たるフシがありました。揚げ足を取る印刷媒体にも言えることですが、やってはいけないと分かっていても、ついやりたくなる“魔の引力”があるのです。
 現象や物事、人間は複雑で、なかなか例外や条件なしに断定できないのに、あたかもスパッと割り切れたように見せないと、受け手は見る価値がないと思うか、面白くないと感じるようです。コマーシャルのキャッチコピーや政治家のワンフレーズなどを含め、平易で短い文章が本質を突いていても、それだけでは、取りこぼしがあり、事実からは遊離してしまっている場合があります。
 受け手が時間をかけて細かく観察したり、咀嚼したりしなくても、一つの番組や記事を見ただけで、なんだか分かったような気分になること。それが娯楽の大事な要素で、多くの受け手が求めるので、商品になります。逆に、複雑で捉えどころのないものを、それなりに見せて、考えさせるのはタブーだったりします。なぜなら、受け手にとって、今さら知りたくないことや、折角忘れているのに考させないでくれということもあるからです。
 一つの分野で興味を持って、考えることを楽しむ人向けの出版物やチャンネルなら別です。でも、商業マスメディアでは、対象を整理しすぎてウソになってしまっても、“記号”になるまで単純化し、それを綺麗な構図に置かないことには、商品になりません。そんなところで例外や条件を抑えていると、「まどろっこしい」とか「何が言いたいのか分からない」と批判されるのがオチ。だから、商品を作る過程で「まっ、いいか」と、ねつ造やヤラセを起こしてしまうのだと思うのです。(しんぼー)
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テーマ:TV番組 - ジャンル:テレビ・ラジオ

コンピュータの功罪
 仕事が忙しい理由が判りました。というか、「やっぱり、そうなんだ」と自分で納得しました。コンピュータに使われているからです。
 新幹線が走り出して、必ず1泊だった出張先が日帰り可能になったように、映像編集もフィルムからビデオ、デジタルデータとなり、便利な反面、忙しくなりました。
 フィルムだと現像を待たねばなりませんし、切って繋ぐにも程度というのがあります。ビデオも何度もやり直ししていると画質が落ちるので、「えぃ!」と一発勝負のところがありました。しかし、デジタルだとPC上でどれだけいじっていても劣化しませんので、時間ギリギリまで「これでもかっ」とやってしまうのです。
 要は、機械化に伴って生産ラインの速度が上げられたり、24時間操業するのと同様に、編集作業もコンピュータの導入で時間に余裕が出て来ることはなく、逆に時間を取られてしまっているようです。機械は飽きたり、疲れたりしませんから、やはり人間の方が「このくらいにしておこう」と判断するしかないようです。(しんぼー)

テーマ:働き方 - ジャンル:就職・お仕事

震災12周年に在阪局ねつ造
 テレビの情報番組で痩身ダイエットの科学データや識者コメントがねつ造だったと大騒ぎになりました。阪神淡路大震災12周年直後に、この事件が発覚したことに因縁を感じる一方、ちょっと落胆しました。
 というのは、震災当日から神戸市内で雑誌用に被害の取材をしていた私は、弱者を“高見の見物”するような面白可笑しい番組や記事をつい前夜まで楽しんでいた人たちが、一瞬にして自らその被取材者になってしまったことで、被災地域の価値観は大きく変わるだろうと、密かに期待していたからです。
 どう変わると期待したかと言えば、「スキャンダラスに煽り立てたものは、もう見るのも嫌」と。そして、あざとい取材や作りにしなくても、内容があれば、地味なものでも受け入れられるようになるのでは、と。
 一方、今回ねつ造してまで、面白い番組を作ろうとした制作スタッフたちは関西の人たちでしたが、あの時どう感じたのでしょうか。それとも、やはり、ガセでも何でも面白ければ良いという変わらぬ需要が受け手やスポンサーの間にあったからでしょうか。(しんぼー)

テーマ:あるある大事典 - ジャンル:テレビ・ラジオ