FC2ブログ
プロフィール

しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
バーゲニングパワー
 アパートの寒暖計が30.5度になっています。ずっと33度を超えていたので、これでもだいぶマシになりました。この夏も窓全開と扇風機、水のシャワーで耐え、電気代は5000円をオーバーさせませんでした。しかし、この汗だく生活は環境保護や原発反対、反戦を志向しているからであって、省エネによる支出の節約という面では微々たるものです。
 たとえ冷房をギンギンに効かせて、熱い風呂に入って、冷えたビールをグイッとやり、卓上コンロですき焼きをするといった贅沢をしたとしても、プラス月2~3万円のこと。 一緒に仕事している協力(業)者に飲ませたり、食わせたりといった会社へ請求できない持ち出し経費に比べれば、光熱費など使ったところで知れています。彼らのような職種も昔は社員でしたが、今は派遣やアルバイト、フリーばかり。年収は社員の半分か、三分の一。格差社会の最も身近な一例です。社員が一緒にいて、もし「割り勘で」なんて言うと、言った社員までがエゲツナイ合理化を進める経営側の一員と見られてしまいそうで、とても言えることではありません。
 ですが、彼らはそんな贅沢をしたいようなのです。出張でチャーター車でなく公共交通機関を使ったり、夕食にビールが付かなかったり、ホテルの湯の出具合やエアコンの効きが悪かったりすると、とたんに機嫌が悪くなるのが見て取れます。その気持ちは良く分かりますが、そんな物質的な物事に喜びを求めていると、経営者を含めた権力の思う壺だと思うのです。流行りの用語で言うなら「バーゲニングパワー」がなく、コントロールしやすい人だと見られるからです。
 前の番組を片付け、次の企画を捻りだし、今の台本を書き上げ、ブログを書く時間が出てきました。今夜はさらに数時間、遅々としている自主企画に割けそうです。(しんぼー)

スポンサーサイト

テーマ:職場の愚痴こぼし・毒吐き場 - ジャンル:就職・お仕事

残留農薬・添加物問題に思う
 いま日本では輸入食品の安全性などが問題視されています。
 先進工業国は、かつてイケイケドンドンと生産性至上主義をとったからこそ、いま途上国の環境に口を挟む余裕も持ち合わせるようになったと言えます。さらには、この構図の下、自分たちの利益を維持するために、格差とダブルスタンダードを是としている側面があります。
 市民がテレビで見るような何不自由ない生活を一度はしてみたいと思うのも、欲しいものを手に入れるため、不条理に甘んじて働くことも、尊ばれるべき人権です。
 しかし、似たような歴史を繰り返すとしても、環境には客観的な価値がある筈なのにと悩んでしまうのです。これも小生が先進工業国に生まれ育ったからこそ思うことなのでしょうか。(しんぼー)

テーマ:食に関するニュース - ジャンル:ニュース

小田実先生に、合掌
 参院選の与党大敗を伝えるキツイ紙面でも、小田実氏逝去は写真付き5段で報じられ、夕刊には特集も組まれました。いまさら小生がどうこう言うこともありませんが、新聞社時代には連載記事を、放送局では良心的戦闘拒否兵との対談を、それぞれ快く引き受けて下さいました。病床からも新聞の取材を通じて、持論を発信され続けていた姿勢には、心強いものを感じていました。
 プライベートでは、小生がフリーランスだった頃、お宅へお邪魔し、小田先生の手料理をご馳走になったことも。そんな折の雑談でハッキリ覚えている先生の言葉があります。小生は当時、雑誌編集部に「誌面の都合で」と急に原稿を不採用にされ、どう喰い繋ごうかと悩んでいました。すると、先生は「フィクションを書きなさいよ。だから、僕は小説を書いているんだ。時事モノは、そういう意味で危ないから」と。先生の著書は当時で既に100冊を超していて、どうしたらそんなに書けるのだろうかと、超人的な健筆ぶりに驚くばかりでした。
 小田氏は大阪大空襲に遭った体験を原点に、作家としても、市民活動を通じても、終始徹底して反戦を訴えておられました。年代的にも、そういう説得力をもった作家は少なくなってしまいました。小生などは戦後生まれで、小説も書けません。先生の訃報に際し、海外の紛争地や戦争に巻き込まれた人たちを市民の眼で取材し、報道するといった自分にできる方法で続けていこうと、自らの気持ちを確認した次第です。
 今度の土曜、東京で告別式がありますが、代わってもらえない仕事が入っていて行けません。合掌。(しんぼー)

テーマ:戦争・原爆 - ジャンル:政治・経済