プロフィール

しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
自分でも嫌な性分
 別に海外からでも書き込める時代ですから、どうってことないのですが、これは某地方都市のインターネットカフェから書き込んでいます。
 きょうは日曜、会社は休みで、自主取材の編集を進めようと思っていました。しかし、勤務先で制作中の番組の主人公が動くと分かっていたため、後悔したくない一心でビデオカメラを手に早朝から出かけてきました。午前中撮って、夕方まで待ち時間が生じ、出先でもできる雑用を片付けようと、いまネットカフェに入ったという次第です。
 きょうはクルーを発注するほど撮りません。編集してしまえば3~5カット、30秒程と分かっていても、マメに取材しているか否かで差は出てくるものです。素材のバリエーションや良い絵の不足ほど、編集時に頭を痛めることはありません。だから、チャンスがあるのに、来ないわけにはいかないと思ってしまうのです。
 場面転換のブリッジやインサートカットといった“刺身のツマ”のようなものに凝らなくても番組は完成し、給料はもらえるでしょう。そんな細かなところに拘っても、見ている人は、ごく少数です。しかし、やはりカメラマンでもある小生の性分なのでしょう。絵は被写体が動くその時でないと撮れないけれど、編集は自分一人で夜中にでもできると、ついつい休日も夜もなくなってしまうのです。(しんぼー)
スポンサーサイト
予定帰結の罠
 自主取材から帰ってきました。現地を取材してみると、インターネットなどを通して得られた情報と大きく異なっていました。
 これが会社の仕事だと、当初の企画書の方向へ軌道修正することや、驚きや泣かせを盛り込んだ上で、話を気持ちよく着地させることに悩まされます。しかし、自主取材ならば、その違っていたところが面白いし、だからこそ報道する意義もあると言えるのです。そもそもリサーチで知り得た状況はちょっと出来すぎていて「本当にそうなのか、もし本当ならば大変だ」という気持ちで臨んだ取材でした。
 ニュースやドキュメンタリーにおいても、商業媒体に載るものは、受け手の想像の範囲や方向に沿い、受け手が納得できる因果関係や論理で帰結することを求められがちです。断定や明確な結論、クライマックスがないと、受け手は突き放されたような落ち着かなさを感じたり、後味の悪い思いをします。受け手を当惑させ、考えさせることは、それが取材不足といった手抜きの結果ではなくても、商業媒体はこれをタブー視しています。
 ですが、事実は複雑で茫洋としていて、取材者や受け手が安心したいからと、無理に単純化したり、短絡させたり、ステレオタイプな整理をしたりすると、事実からかけ離れたものになってしまいます。だから、ねつ造やヤラセも起こり、紋切り型のイメージが形成され、偏見なども生じるのだと考えています。
 自主取材してきたものは、これから編集なのですが、勤務先の仕事の合間を縫って、深夜や休日に少しずつしか出来ません。それでも、遅くとも2か月以内には、小生のサイトで発表できると思います。お楽しみに!(しんぼー)