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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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Photojournalist
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
この不景気にPC更新
 ついこのあいだワープロソフトをアップグレードしたところなのに、今度は動画編集ソフトです。勤務先や取引先など周囲が新バージョンに更新し、互換性がなくなって、時間と場所を問わずに仕事ができなくなり、効率が至極悪いのです。パソコンの呪縛のようにも感じますが、いまさら原稿用紙とフィルムに戻れる筈もありません。
 OSやソフトを開発した側にしてみれば、バグを修正するだけでは儲けになりませんから、新ソフトでは旧ソフトを扱えても、旧では新を開くことすらできないバージョンアップを、或いは、旧バージョンのサポートを打ち切ったりして、採算を取っているのでしょう。しかし、ユーザー側から言うと、滅多に使わないか、不要な新機能が加わっただけのバージョンアップには納得がいきません。
 大判のカラー印刷やレンダーリングに一晩かかっていた10年くらい前は、ちょっとうんざりしていましたが、それはハードウェアの演算速度の問題。小生の場合、ソフトの機能は基本的に数年前のもので、特に不便は感じてなかったのです。しかし、最近のソフトに変えると、それ自体が複雑で重く、結局マシンも高速で大容量なものへ乗り換えを強いられます。
 PCやソフトを更新しても、この不景気に増収などあり得ないだけに、ゾッとしているのですが、仕事が前に進まないので、選択の余地がありません。ハードウェアに関しては、台湾や韓国の製品に圧されて、ぐんと安くなり、夢のようなスペックのものが廉価で買える時代になりました。ソフトウェアにも、そうした価格競争が働かないものかと切に願っていますが、ソフトは著作物の側面がある故に難しいのかなとも思っています。(しんぼー)
 
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15年ぶりの定点
 自主取材から戻りました。収穫の一つは、15年前に同じテーマで同じ地域を訪ねているのですが、当時密着取材した人物に再会できたことです。
 今でこそ有線電話を飛び越し、いきなり携帯電話が普及し始めている現地ですが、当時は県庁所在地の誰かに伝令を頼まなければ、連絡が取れない地域でした。なので、今回はアポなし訪問どころか、その人物の消息さえ判らぬままの見切り発車だったのです。それでも、当時の取材ノートにあった村名と氏名、年齢を出して、尋ね歩いた結果、奇しくも本人に辿り着けたというわけです。
 実はその地域では、当時まだ計画段階だった巨大ダムがこのほど完成し、400平方キロメートルを超すダム湖と広い道路が出現、その村は移転、周辺の景色もすっかり変わっていたのです。
 開発・国益と環境・暮らしが極めて濃く複雑に絡み合う現場で、考えさせられ、手応えのある取材でした。これから勤務先の仕事の合間を縫っての編集となり、サイト掲載は大分先になりそうですが、ご期待いただきたい内容です。(しんぼー)
自主取材に行ってきます!
 過去22年間で、最多の年は5回自主取材に行きましたが、近年は年に1、2度が関の山です。その理由は、①勤務先の仕事が忙しくて時間が取れない、②自主取材しても自分のウェッブサイトを除いて、発表できる場が少なくなっている、③放送局や出版社からの報酬は20年前と比べ変わっていないか、少なくなり、赤字幅が大きくなっている、ことが相まっていると言えます。
 いずれにせよ今回の自主取材も、勤務先の貯まっている代休を消化するという形で行っているわけですから、休暇に趣味を楽しんでいると思えば、真っ赤な赤字であろうが、自己満足の世界であろうが、それはそれで良いのです。
 さらには、スポンサーやプロデューサーの意向を鑑みたり、視聴率や部数を意識して自己規制したりする必要もなく、自分が取材したいものを取材するのは、日頃のストレス発散にもなりますし、大げさに言えば、命の洗濯です。その反面というか、だからこそ、赤字は必至です。
 しかし、こうした自主取材は遠回りですが、サラリーマンとしての仕事にも反映されている筈です。というのは、精気を維持し、曇らぬ複眼を持ち続けられるといった信念とも、申し訳ともつかぬことを思っているからです。
 では、これからパッキング。行って参ります。(しんぼー)
一人四役?制作現場の変化
 不況の影響で、勤務先でのドキュメンタリー番組の制作予算も削られました。これまでは基本的にワンクルー4人体制。心配なのは、カメラマンと音声さん、三脚やバッテリーを運ぶアシスタント君とのワークシェアリングなのですが、予算決定権がない小生には致し方ないところです。
 で、小生は元カメラマンというか現カメラマンのディレクターだからか、プロデューサーから真っ先に言い渡されたことは、「自分一人で撮るように」と。しかし、スチールカメラと違って、1回のロケで三脚が必要なカットもあり、また、ファインダーに集中しながら、音声のフィールドミキサーのチャンネル毎のレベルに注意している余裕などありません。つまり、ディレクターとカメラマンの二役は出来ても、音声や機材運びまで一人四役は、ちょっと無理というのが本音です。
 それでもプロデューサーが「一人で」というのは、一昔前に誕生した「ビデオジャーナリスト」の手法で行けという意味なのかと解釈しています。出来上がった番組は、時に音声の聞き取りにくい部分があったり、三脚を使っていて当然のカットが手持ちだったりするけども、それも臨場感のうちというスタイルです。
 となると、ネタも社会派の報道チックなものか、個人の私生活に入り込んで行くようなものでないと、文化やネーチャーもので、その手法では違和感を覚えると思うのです。まぁ、この不景気がずっと続き、それがスタンダードになれば、視聴者の耳目も慣れて来るでしょうが、過渡期は困ったものです。自主取材では企画から取材、撮影、編集まで全部自分一人でやってきたわけですから、勤務先でこういう状況になっても、小生の場合、それなりに作れます。逆に“腕の見せ所”といった感じで、あまり危機感は感じていないというのが正直なところです。(しんぼー)

ドキュメンタリーに不況の余波
 世界同時不況の影響で小生の勤務先でもドキュメンタリー枠が半分に減らされることになりました。バラエティ番組やドラマと違い、そもそもドキュメンタリー番組は儲からない企業メセナのような枠なので、他でCMが取れなくなると、真っ先に減らされるのです。
 40歳まで印刷媒体にいた小生ですが、当時すでに新聞雑誌に翳りが見え、仕事の場が少なくなってきていたため、電波媒体に移ってきたとも言えます。しかし、比較的まだ余裕があった電波媒体でさえ“売らんかな”の番組しか生き残れないような時代になってきたようです。
「食足りて世は平らか」とは言います。今日の飯が心配な途上国のテレビは政府広報でなければ、ラブコメディーや歌番組ばかりですが、この不景気ではパッと気が晴れるような娯楽が求められ、硬派のドキュメンタリーなど観たいという人は希というのも仕方がないことでしょう。
 周知のようにマルクス・レーニン主義は途上国では実現し得なかったのですが、一度贅沢を覚えた今の日本だからこそ、“清貧の美学”を共感できるのではないかと思います。その辺りにいちるいの望みを繋ぎ、これからも報道・ドキュメンタリーを生業にしていきたいというのは、やはり甘いでしょうか。まぁ、否が応でも、その結果は近々出そうです。(しんぼー)

テーマ:ドキュメンタリー - ジャンル:テレビ・ラジオ