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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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Photojournalist
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
プノンペンから
 土曜の夜から自主取材でカンボジアに来ています。初めてこの国へ来た1987年から数えて、もう20回を越しました。プノンペンのホテルからブログを更新しながら、電報や電話すら通じなかった内戦中との隔世の感に浸っています。今やカンボジアの田んぼの真ん中で撮った写真を即座に日本へ送れる時代になりました。それほど近くなったカンボジアですが、日本のメディアが伝えるこの国の情報は、かえって少なくなっています。
 そこには、日本の受け手が興味を示さなくなり、メディアも需要の高くない情報を報道しなくなり、さらに受け手の関心が薄れという構図があると思います。実際、こうして自主取材しても、日本のメディアに載ることは滅多になく、自分のウェッブサイトユーチューブでの発表が主になっています。
 それでも、国境紛争に発展しているタイとの関係をはじめ、ポルポト派幹部の裁判の経過、メコン川上流のダムの影響で生態系が激変しているトンレサップ湖など、ここにも看過できない現実があります。実は、今回の取材テーマは上の三つのどれとも違うのですが、小生は由々しき変化と感じていることです。
 帰国すれば再び勤務先の仕事に忙殺されて、サイトへのアップには少々日数を要しそうですが、今回のカンボジアリポートも、どうぞお楽しみに!(しんぼー)
 
 
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ラジオ番組ディレクターは先送り?
 勤務先で昨日が締切の番組企画、なんとか間に合い、2本出せました。どんな話を取り上げるかという段階で閃かず、どちらも月並みと言えば月並みです。うち一本は2ヶ月くらい前から出演交渉を始めましたが、条件付きでの了承で、企画がGOになればなったで後が大変そうです。もう一本は4年前に一度承諾を得ていながら、なかなかチャンスが訪れず半ば諦めていたネタで、今回の締切直前に先方から機が熟したと連絡が入ったものです。ということで、どちらもクリーンヒットはなく、這々の体と偶然の幸運で間に合わせたという感じです。
 企画案出ではここ数年こんな調子でヒーヒー言っているので、実は最近回ってきた年一回の配転希望調査に「ラジオ番組ディレクター」と書いていたのです。新聞で11年半、雑誌6年、テレビ12年余り、それぞれで記者やディレクターとして働いてきましたが、“あれもこれもやった感”があり、アイデアも枯渇状態です。ところが、ラジオだけは未体験で、小生にとっては非常に新鮮な媒体。そんなラジオで心機一転がんばりたいと思ったのです。
 音だけの世界で聴取者が音だけに集中してくれるというのは魅力です。また、小生は若い頃から大の音楽好きで、是非作りたいラジオ番組があるのです。そして、その番組が実現すれば、かなり話題になるのではという自信も…。
 ところが、苦し紛れで出した2本が両方とも通り、既に抱えている3本と合わせて5本、秋までは忙殺されることが明らかになりました。また、結果だけを見れば、企画が2本も出ているではないかということになり、どうやらラジオへの移動希望が叶うのは来年以降になりそうです。(しんぼー)
 
撮影の自由
 近年つくづく撮影もやり難い管理社会になってきたものだと感じます。公道から見える範囲の施設、駅やバスターミナル、空港などでカメラを構えていると、ツカツカと「管理者」と称するする人が寄ってきて、「撮影許可は取っていますか」と。まるで冷戦時代の東側諸国で取材しているようで、正直「なんで今の日本で?」と思わずにはいられません。隠し撮りなどせず堂々をカメラを構えていれば、「撮らないで」と言うか、拒否の仕草をする人以外は撮っても問題にならないと、大学の授業で習いましたし、写真記者をしていた新聞社も同様の判断に基づいて撮影していました。昔から一般人が自由に出入りできない所へ立ち入って撮る場合は当然許可が必要ですが、近年は誰でも自由に出入りできるパブリックなスペースでも、そうした規制をかけられることが多いのです。
 なぜ「管理者」が表現や報道の自由を制限するようなことをするのかと考えてみました。本来、そこに居合わせた人で写真やビデオに撮られたくない人は、カメラマンに直接「私は撮らないでください」と言えばよいのに、「管理者」に「撮影している人がいる。迷惑だ」といったクレームを付けることが多いからだと思います。その場の賑わいは「管理者」の利益と密接な関係があり、撮影が利益を損ねることを恐れているのでしょう。また、写されたくない理由は、不用意な姿がたまたま手前に写り込んだりして、自分を知っている人や、その場にはいない不特定多数の人の目に触れてしまうことを恐れているからだと推測します。
 プライベート空間なら限られた人しか居ませんが、パブリックな空間ならば誰に見られているか、性能が良くなったデジカメや携帯電話で誰に撮影されているか分かりません。その撮影者がアマチュアであろうが、投稿や寄稿すればマスメディアに載ることもあります。よって、堂々と撮影しているカメラマンがパージされる理由が良く分からないのです。そして、何よりも事前に許可を取るのは最小限にしたいと思っています。なぜなら、たとえ公共の場でも、大多数の人が見過ごしている重要なことがあるかも知れませんし、その時だけ取り繕ったりされては、そもそも撮影する意味がなくなってしまうからです。(しんぼー)