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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
この世も捨てたものじゃない
 17年前から青色申告をしている小生ですが、2、3日前に21年度の国税還付金が通知されてきました。その金額は自主取材ほぼ2回分の直接経費に相当しています。真っ赤かの自主取材ですが、時間的にも年に2回しか敢行できていないので、ある意味トントン。免税とまではいきませんが、半額近く返ってきていることに、税務署もなかなか理解があり、この世も捨てたものじゃないなと思いました。
 というのも、取材経費の領収書に加え、添付しているメディア企業に原稿を売り込んだ際の文書控えや、ボツを報せてきたメール、それに最終的に取材の結果をアップしているサイトのハードコピーに、どうやら公認会計士や支払命令官が目を通してくれているような感じがするからです。
 領収書だけなら適当に集めることが可能ですが、その領収書に見合う記事や写真、ビデオリポートの現物があり、売り込んでも商業媒体には採用されなかったという現実を税務署も解っているように思うのです。つまり、いつも赤字の小生の仕事も、納税同様に社会的意義があることと認めてくれ、取材活動を続けられるように取り計らってくれているのではないかと手前味噌な想像をしているわけです。
 これで今夏の自主企画も実行に移せそうなのですが、如何せん今月上旬に取材してきたカンボジア原稿が未だ発表に漕ぎ着けられていません。勤務先の業務と両立させながら、少しずつ編集を進めておりますので、もう暫くお待ちください。(しんぼー)
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遅延の言い訳
 カンボジアから帰国して3週間が経とうとしていますが、編集が遅遅として進んでおらず、当ブログも更新できず、自己嫌悪ぎみです。日本に戻れば忙殺されるのが判っていたので、取材ノートはその日のうちにホテルで整理、写真は帰国して直ぐにセレクトを始めているのですが、未だサイトにアップできる日の見通しがつきません。
 実は、いま勤務先でドキュメンタリー番組5本を並行して制作しています。うち一本は去年から予定されていた仕事。もう一本は昨年から取材していた番組の編集追い込み。三本目は以前ボツになった企画が急きょ復活し、残りの二本は、苦し紛れに出した二本の企画が予想外に両方通ってしまったものです。小生の計画ではこの時期、去年から判っていた二本に新企画一本、計三本を制作中の筈だったのです。
 自信を持って出した企画が通らなかったことは何度でもあり、逆に給料を貰っている手前、仕方なく出したイマイチの企画が何故か通ったりすることがあり、年間計画が立てられないのです。これはフリーランスをしていた時も同じでした。サラリーマンと違って個人事業主なのですから、自分で仕事量を調整できると思ったのですが、多め多めに売り込んでおかないと不安で、それが運良く全て受注できたりすると超多忙になるのです。どちらも相手や周囲しだいで、事前には判りません。
 ライフワークの東南アジアものは、取材後すぐに出そうが、遅くなろうが、いずれにせよ赤字です。著作権が小生に属す、つまり自分の仕事と言えるようにするために、敢えて採算は二の次としている節もあります。そんな自主取材を続けて来られたのも、こうして振り回されながらも勤務先の仕事で赤字を埋めているから。この構造を自分に言い聞かせながら、毎日少しずつですが自主取材ものを編集しています。(しんぼー)
自主取材の最終日に
 カンボジアでの自主取材を終え、タイへ出て来ました。今回感じたことは、日本国内同様に国々の間で二極化が拡大していることです。希望が見え始めていたカンボジア経済は、世界的不況を受けてマイナス成長に、地元資本が育つ余裕もなくなってしまいました。これでは何年、何十年後に被援助国を脱し、自立できるのか、いよいよ見通しが立ちません。というのも、自立するまでに不可欠な援助や投資が激減しているからです。
 また、プノンペンでは有線LANで、ここバンコクでは無線LANで、こうしてブログ更新できるようになるなど、通信インフラの開発には目覚ましい進歩を感じます。しかし、その一方で、日本国内のいわゆる勝ち組と負け組との間のように、開発途上国と先進工業国との間でもコミュニケーションや交流が減っています。予算がないからと、海外取材や国際報道が減り、また、会議やセミナーも然りです。個人レベルでも、勝ち組と言える先進工業国の人たちは守りの体制に入り、観光でも商用でも海外旅行を控えたり、寄付や投資を減らしたりし、それに伴って情報のやりとりも不活発になってしまっているようです。
 先ずは外国や外国人だからと、どうかすると差別的な“奇異さ”がなければ興味を示さないとうい段階を卒業することが大切だと思います。加えて、不景気だからと無関心になるのは、あまりにゲンキンではないでしょうか。こういう時代だからこそ、格差は厳然とあり、勝ち組にとってはこれまでのような金銭的旨味はないという現実に立脚することが、真のコミュニケーションや交流の第一歩ではないかと考えています。実例や統計を盛り込んだ現地リポートをなるべく早く小生のウェッブサイトへアップします。どうぞご期待ください。(しんぼー)