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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
尖閣諸島、気が気ではありません
 尖閣諸島を巡って日中の緊張が高まるなか、国境や領土、国益、安保などについて考えざるを得ません。東南アジアでは国境紛争なども取材してきた小生ですが、中国については全くの素人ですし、今は身動きも取れませんが、一人の日本人として気が気ではありありません。
 今回の騒ぎは、第二次世界大戦の覇者であり東アジアにも軍事プレゼンスを展開しているアメリカと、凋落する経済大国・日本、急速な経済発展を遂げ名実共に大国となりつつある中国が、それぞれの国益を考えて激しく牽制し合っているように見えます。確かに、大航海時代以降ずっと人々の生活水準は生産技術の改善だけでなく、貿易や植民地経営、軍事力を後ろ盾にした国家間の取り決め次第で、豊かにもなり、貧しくもなってきました。
 いま日中米の関係がギクシャクしているのは、それぞれの政権とその周辺の人たちが自分たちの財産と地位を守り、国民の支持を維持したいが故に、自国経済を浮揚させる方策を海外に求めたり、国内の不満の矛先を特定の外国に向けさせたりしようとしているからではないでしょうか。船長やビジネスマンの拘束も、経済制裁も、日米軍事同盟の強化も、各国政府がイニシアティブを取って実行していることです。その後は煽るメディアもありますが、先に国粋主義の市民が増え、世論が盛り上がってデモなどが起こった結果、政府が動いたわけではありません。
 人間一度贅沢な暮らしを謳歌すると、その状態が当然と思い、強欲にもなりかねません。欲望に反して倹約生活をするには、教育や宗教、情報に基づいた清貧の価値観が求められます。しかし、政府関係者の何百何千倍の市民が国境を越えて行き来し、相手国を刺激・挑発する外交のリスクや弊害を計算できる人は政治家や官僚以外にも少なくない現代です。果たして各国の市民はこうした緊張の高まりを望んでいるのでしょうか。日中関係や国際政治を専門としているジャーナリストの奮闘を期待して止みません。(しんぼー)
 
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オフの居場所も…
 オープン以来、出張中を除いて、数年間ほぼ毎日通っていたバーへぱったりと行かなくなりました。ボトルを買って自宅に置くほどではないけれど、たまに飲みたくなるような酒も揃っていて、モダンジャズが流れる静かな店でした。しかし、最近は酒の種類が減るだけでなく、バーにあって当然という銘柄も切らせたままです。その一方で、酒のアテではない食事を出すようになって禁煙の時間帯が出現、ロックやポップスをかける日も増えて来ました。
 すでにオープン当初からの常連客は小生だけになっていたのですが、ジャズが流れるなか一人、酒を味わい、煙草を燻らすといった趣味人は、もはや来ません。客層は完全に入れ替わり、複数人で来店し、まるで居酒屋のようなノリでワイワイガヤガヤ、酔っぱらって大騒ぎするのが目的で、酒や音楽などはどうでも良いような人たちです。となると、前者のような人種は、初回なら二度と来ないでしょうし、常連になっていたとしても足が遠退いて当然です。
 小生が働く民放局の客は一定の嗜好を持ったグループや層ではない老若男女の視聴者で、広く一般受けするものを作るため日々悩まされています。しかし、このバーは人通りが少ない路地にある小さな店なので、通りすがりの一見客ではなく、固定客を増やすのが妥当。また、席数わずか10ほどなので、所謂スケールメリットは出しようもありません。加えて、酒と違って料理はロスが出易いので、経営的に如何なものかと案じるのです。
 店舗で万人受けを狙った競争しようとすると、それなりの立地や規模が必要です。ならば、フランチャイズやチェーン店ではないのですから、オープン当時の“山椒は小粒でピリリと辛い”といった売り方を続ければ良い筈です。しかし、今や目立たず狭いという以外は、ありきたりのパブに変身しています。オーナーでも出資者でもない一人の客には如何ともし難く、唯々去るのみ。ということで、小生にとって、オフの時間の居場所もなくなってしまったというわけです。(しんぼー)