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Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
何をか言わん、でも、石に灸
 近日中に取材に行きたい国があるのですが、やはり入国できないようです。その国は査証免除国ではなく、到着した空港でのビザ申請は出来ず、その国の在外領事部でビザを取ってからでないと、航空会社もパスポートにビザがなければ搭乗を拒否します。しかし、その国は近年、観光客やビジネスマンにはパックツアーに限らず個人旅行でも門戸を開いているのです。そんなに変化しているのだからこそ、取材する必要性が増したとも言えます。
 しかし、未だにジャーナリストやマスコミ企業に勤めている人の立ち入りを頑なに拒んでいます。それには政治に関係ない観光パンフレットの写真を撮るカメラマンや、新聞社でも総務部といった記者でない社員、それに文筆活動をしている大学教授なども含まれています。その国を専門にやっているビザ申請代行業者に拠ると、日本人ジャーナリストが取材中に撃たれた5年前から一層厳しくなっています。
 領事部が申請者をメディア関係者と疑うと、観光ビザでも報道ビザでも申請書類に目を通すだけで受理しなかったり、受理しても追加の証明書や、「国内で撮った写真やビデオを公表しない」といった誓約書を求めて来るそうです。申請書の職業欄には会社名と住所があり、その会社の名刺だけでなく、源泉徴収票の添付も求めてくるとのこと。また、パスポートにジャーナリストと判る他の国の使用済みビザがあればアウトです。申請が受理されて数週間待たされ結局ビザが発給されなかった例から、インターネットなどで徹底的に調べているフシがあります。となると、ビザ申請の時だけ便宜的に別会社に籍を移したりする小細工も通用しなさそうです。
 この国は曲がりなりにも新憲法を作り、選挙もして来ました。しかし、1990年代前半、ダメ元でビザ申請しておき、独裁者がプロパガンダを発したいと外国人ジャーナリストを入れる判断を下すまで待って入った頃と何ら変わっていません。ここまでするということは、何をか言わんやで、ジャーナリストへの挑発だと思うのです。そんな政府は内部的な事情があったとしても理解されないでしょうし、何かにつけて批判されることになります。ですが、実際、同情的な視点は皆無で、理不尽な政権と見られていても“石に灸”状態です。(しんぼー)
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白いアオザイと詐欺メール
 数日前の朝、ベトナム人の旧友からヨーロッパ旅行中にスペインで置き引きに遭ったとメールが来ました。身に着けていたパスポート以外は現金もクレジットカードも携帯電話も盗られ、ホテルをチェックアウト出来ず、帰国便にも乗れず立ち往生しているとのこと。警察と大使館は非協力的で、メールは図書館の無料PCから打っているとあります。
 旧南ベトナムの空軍大佐の娘である彼女は統一後のハノイ政権の下、暫くは冷や飯を喰わされていました。そのころベトナム取材で助手をやってもらって以来の知り合いです。もともと聡明で行動力があり、英語も上手い彼女はドイモイを機にアメリカ企業に就職、もう10年くらい衣料品工場の管理をやっています。外国出張は年に何度も行っていて、つい一ヶ月前も年末年始休暇でオーストラリアなどへ行ってきたとメールが来ていたところでした。
 それは困っているだろうとレスすると、受け取りの本人確認はパスポートが残っていて可能だから、取り敢えず2千ユーロ送って欲しい、帰国したら直ぐに返すからと、10分も経たないうちにメールが来ました。航空券やホテルの代金ならオンラインでクレジット払い出来ますが、現金を送るとなると国際送金会社と窓口提携している金券ショップや旅行社へ出向く必要があり、夕方で閉店時刻が迫っていたのでとにかく窓口へ急ぎました。
 しかし、何か変。いつも彼女が使っているメアドですし、彼女が書かない文体でもありません。しかし、いくらピンチだと言っても、あまりに用件のみです。彼女のPCがハッキングされているのでは?そこで小生は窓口への地下鉄車内から、こんな質問を送りました。「つまらないこと聞いて悪いけど、初めて会った時、君はどんな服を着て何に乗って来たかな?」。すると「あなたは1957年兵庫県生まれで、ロンドンカレッジに留学したジャーナリスト、私は良く知っているわ」とちぐはぐなレスが。それは小生のサイトの自己紹介で公開している情報。正答は「白いアオザイにホンダのカブ」。かれこれ20年前、そんなベトナム娘に通訳してもらって取材に廻った思い出が、危うく詐欺に引っかかるところを助けてくれました。(しんぼー) 

 

テーマ:迷惑メール - ジャンル:コンピュータ