昨夜は勤務先の仕事で久々の完徹でした。今日は別件ながら、やはり勤務先の仕事を夕方までやり、洗濯と掃除をし、シャワーを浴びて寝ました。目覚ましをかけずに寝たら、目が覚めたのは深夜。すると携帯電話にキャバ嬢から営業メールが届いていました。何でも飼い猫がベランダから落ちて入院したとのこと。猫が高い所から落ちて?ケガ?入院?未明まで働いて稼いだカネを猫の入院費に?まぁ、彼女にとってはそれが娯楽、もっと言えば生き甲斐なのでしょう。人間のエゴで矮小化されたお座敷犬などを異常なほど可愛がっているお水の女性の多いこと! 我が娘より若いキャバ嬢なので、つい思ってしまいますが、そんなカネと時間があるならば、将来に備えて学校へ行ったり、資格と取ったり、或いは、玉の輿を狙って健康や美容、服飾に熱心になったり、要するに自分磨きをすれば良いのにと。そうではなくて、本当に動物が好きならば、ペットにして虐待するよりも、野生動物や生態系保護のボランティア活動をするとか。また、そういうことではなく、愛情を注ぐ対象が見つからなくて寂しいならば、いっそのこと早く母親になってしまえば良いのに。平均寿命の長い日本に暮らしているならば、彼女の歳ならば50歳までに子供の手が放れ、第二の人生も謳歌でき、葬式を出してくれる肉親もできるのにと老婆心が騒ぎます。 けれど、これは男性が懲りずに飲み屋や風俗にカネと時間を費やすのと所詮同じかとも思います。“世紀末”はとうに過ぎましたが、その時さえ楽しければ良いという刹那的で退廃的な娯楽。ウソだと判っていて、甘く騙されることに大枚を叩く男性を、夜以外の女性はやはりバカだと見ているハズです。富の均衡化に貢献しているとこじつけても、お水女性の殆どには自己投資といった将来へ繋がるカネの使い方は期待できず、サステイナブルな援助にはなりません。けれども、喩えホスト代だとしても、ストレス発散という精神的ケアができ、若い男性の失業対策にもなり、とにかく業界は回り続けているのです。 しかし、税を納めていなくても、保険や年金の掛け金を払っていなくても、行政や地域のセーフティーネットがあり、餓死や凍死などしない社会で、個人的にも自己実現などの欲がなく、消極的自殺を甘受するならば、嗜好や趣味など何でも良いし、仕事でさえどうでも良くなります。その日のコメに困る極貧では明日を考える余裕は出て来ませんが、やはりこの国はまだまだ豊か過ぎるから、本能を忘れるほど過保護にされた猫が高所から落ちて入院するんだと、ヒトも生きたい、子孫を残したいという本能を忘れているのだと思うのです。(しんぼー)
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