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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
昼夜逆転のオリンピック
 オリンピック観戦の取材を勤務先で命じられ、日本にいて連日イギリス時間での生活になっています。東京オリンピックは高度成長とインフラ整備に拍車をかけ、ロサンゼルス以降は重商主義に。平和の祭典といいながら、選手たちは文字通り国旗を背負って競技し、思惑であれ、結果であれナショナリズムを煽っています。
 スポーツに並んで世界中で大衆化し、一大産業になっている音楽では、どこの国のアーティストであるかということはあまり重要視されていません。また、ヒットチャートや各賞はあっても、その順位と聞き手それぞれの評価が異なっても、好みに合えば、感動すれば、アーティストの帰属国を含めて、どうでも良いこととなっています。スポーツにもドラマがあり、それに感動することもありますが、音楽では不可能かナンセンスな数値化ができ、単純に優劣や勝敗を分けられることが、スポーツがより大衆の間で先鋭的なベクトルを生みやすくしていると思います。
 切磋琢磨することに異論はありませんが、せっかく音楽同様に言葉や慣習の壁がなく、ルールさえ共通ならば国籍を超えて楽しめるスポーツを、どうして国家への帰属意識や国単位の団結を固めたり、スターやブームを作って大量消費を促す方向に利用するのでしょうか。結局オリンピックにしろ、日頃の鬱憤を晴らし、受動的な娯楽を求めている大衆のニーズを、政財界が自分たちの利益に繋げようとしている構図が見えます。
 スポーツや音楽こそ、あらゆる帰属を意識せず、その種目やジャンルが好きな者同士が交流すれば良いのにと、そうすれば国家や階層の間にある、或いは、作られた偏見や誤解が市民レベルから弱まり、差別や紛争、戦争などの抑止力にもなるでしょう。こんなことを考えている小生なのですが、時代の大きな枠組みに呑まれ、今夜もニッポン!熱狂的応援を求めて出動です。(しんぼー)
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変な時刻に目覚めて
 昨夜は勤務先の仕事で久々の完徹でした。今日は別件ながら、やはり勤務先の仕事を夕方までやり、洗濯と掃除をし、シャワーを浴びて寝ました。目覚ましをかけずに寝たら、目が覚めたのは深夜。すると携帯電話にキャバ嬢から営業メールが届いていました。何でも飼い猫がベランダから落ちて入院したとのこと。猫が高い所から落ちて?ケガ?入院?未明まで働いて稼いだカネを猫の入院費に?まぁ、彼女にとってはそれが娯楽、もっと言えば生き甲斐なのでしょう。人間のエゴで矮小化されたお座敷犬などを異常なほど可愛がっているお水の女性の多いこと!
 我が娘より若いキャバ嬢なので、つい思ってしまいますが、そんなカネと時間があるならば、将来に備えて学校へ行ったり、資格と取ったり、或いは、玉の輿を狙って健康や美容、服飾に熱心になったり、要するに自分磨きをすれば良いのにと。そうではなくて、本当に動物が好きならば、ペットにして虐待するよりも、野生動物や生態系保護のボランティア活動をするとか。また、そういうことではなく、愛情を注ぐ対象が見つからなくて寂しいならば、いっそのこと早く母親になってしまえば良いのに。平均寿命の長い日本に暮らしているならば、彼女の歳ならば50歳までに子供の手が放れ、第二の人生も謳歌でき、葬式を出してくれる肉親もできるのにと老婆心が騒ぎます。
 けれど、これは男性が懲りずに飲み屋や風俗にカネと時間を費やすのと所詮同じかとも思います。“世紀末”はとうに過ぎましたが、その時さえ楽しければ良いという刹那的で退廃的な娯楽。ウソだと判っていて、甘く騙されることに大枚を叩く男性を、夜以外の女性はやはりバカだと見ているハズです。富の均衡化に貢献しているとこじつけても、お水女性の殆どには自己投資といった将来へ繋がるカネの使い方は期待できず、サステイナブルな援助にはなりません。けれども、喩えホスト代だとしても、ストレス発散という精神的ケアができ、若い男性の失業対策にもなり、とにかく業界は回り続けているのです。
 しかし、税を納めていなくても、保険や年金の掛け金を払っていなくても、行政や地域のセーフティーネットがあり、餓死や凍死などしない社会で、個人的にも自己実現などの欲がなく、消極的自殺を甘受するならば、嗜好や趣味など何でも良いし、仕事でさえどうでも良くなります。その日のコメに困る極貧では明日を考える余裕は出て来ませんが、やはりこの国はまだまだ豊か過ぎるから、本能を忘れるほど過保護にされた猫が高所から落ちて入院するんだと、ヒトも生きたい、子孫を残したいという本能を忘れているのだと思うのです。(しんぼー)