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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
ネット上でのスタンス
 インターネットの掲示板が出現するまでにも、匿名座談会というものはありました。職業や年齢だけは明かすことが多く、開催した証拠に顔が分からないように処理した写真や映像を付けたりするものです。事実や忌憚のない意見を話せるようにという方向性や目的は同じでも、ネット上でいう「祭り」や「炎上」のようなことは匿名座談会では殆ど起こりません。なぜなら、匿名であっても話し合っている者同士は顔が見えている上に、もし不適切な表現などがあった場合は公表前に削除しているからに他なりません。
 体制側が広く知られたくない事実や反体制な意見は、公言することに嫌がらせなど圧力がかかるのは古今東西あり得ることです。現代日本では政治色よりも、中長期的には正論であっても目先の経済を減速させるような意見は憚られるようです。ジャーナリズムはそうした少数派の声にならない状況や意見を伝えることも大事な使命だと思っています。というのも、一緒に甘い汁を吸おうとか、寄らば大樹の陰という人は多く、多数派や体制側の情報は放って置いても流布していくからです。
 ネット上の掲示板の類は一見匿名座談会のようですが、責任を持つ主催者がいない場合が殆どで、出入りが自由という二点で根本的に別物だと考えるのです。加えて、読者はもとより参加者でさえ知らない者同士ということから、裏が取れていないことを断定するなど無責任な発言や、恣意的な論点のすげ替えなどでテーマが思わぬ方向へ展開することもしばしば起こっています。百歩譲って、旧来の座談会も、たとえ立場を異にする論客を選んでいても、その段階で既に恣意的であることは否めないと断っておきます。
 ジャーナリストや記者は普通、署名入りで記事を書きたいものです。書くからには、時間や労力、経費を使って見に行ったり、調べたり、裏を取ったりという取材をしています。もとより原稿料など入って来ないネット上であっても、無署名で発信してしまうと自分の蓄積になりませんし、受け手も書き飛ばしているのではないかと信憑性を疑うかも知れません。どうしても匿名にする必要がある場合は、自分の名前は出して、その代わりに記事中の固有名詞を匿名や仮名にするという手法を小生はとっています。いずれにせよ、インターネット上でも印刷媒体や電波媒体と同様に、書いたり発信したりすることを生業としていようが、いまいが、ねつ造は言うまでもなくタブーですし、人格を疑われるような一方的な暴言を吐かないことが肝要だと思っています。(しんぼー)
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独り身に秋風染みて
 家族は一つ屋根の下に暮らすのが当然という時代や地域、国があります。ちなみに、小生は先月で独り暮らし16年目に突入しました。まだまだ元気ですし、連絡なしに出勤せず、携帯に出なければ、勤務先の誰かが覗きに来るので、孤独死し数週間後に遺体で発見はないと思います。しかし、このアパートへ単身引っ越して来たのが秋口だったこともあり、ふと秋風が身に染みる時があります。
 家事は2人世帯だからと2倍にはならず、3人家族でも1人の3倍以下は間違いありません。一方、独り暮らしだからと、家賃や光熱費が半分や三分の一になったりしないのは明白です。寧ろ、1人暮らしだと外食や呑みに行くことが多くなり、逆に不経済極まりないと思うことがよくあります。
 だからと言って、家族揃って暮らすのは容易ではありません。20歳前後までは部活があったり、友達がいたりする学校に通える地域からは引っ越したくないものです。社会人になって引退するまでは、転勤を含めて仕事のある土地に住まざるを得ません。高齢者は新しい環境への順応が難しいので、住み慣れた土地を離れたくないものです。ということで、無理に家族一緒に住もうとすると、学校や職場が故郷からの通学通勤圏に納まっていない限りは、誰かが何かを犠牲にしならねばなりません。
 最大の問題は、日本経済の低迷に一旦離職すれば再就職は極めて難しく、引っ越し先での生活水準が大幅に低下することでしょう。それでは同居の代償が大きすぎます。家族の同居と別居は結局、その時点でどちらが経済的かという天秤で決まっていそうです。カネが国内外を問わず簡単に送金でき、カードでも引き出せるように、家族の絆や温情も電話やインターネットで瞬時に送れ、世界中どこにいても翌日には会える時代です。だからか、やはり経済優先。しかし、自分以外誰もいない秋のアパートは侘びしいものです。(しんぼー)

テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体