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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
年の瀬の言い訳とご挨拶
 延び延びになっていた自主取材のビデオリポート『がん患者集う寺~伝統的療法と平安を求めて~』ですが、本日29日は丸1日時間を取れますので、何とか仕上げて、年内アップという目標を達成できそうです。しかし、こうもギリギリになったのは、勤務先の仕事に忙殺されていて、なかでも次の企画を閃かなかったため、自主制作どころではなかったのです。
 これも小生の拘りのせいなのですが、同じ媒体で同じ、或いは、似たようなネタはやりたくなく、使い回しや二番煎じはこれまで何とか避けて来られています。小生が何をやったかなど誰も記録を付けておらず、覚えている人もいません。それは事実なのですが、だからか、新しいことに拘って面白くないものをやるより、十年一日の定番ネタでも演出を変えて面白いものを作る方が良いという人もいます。しかし、小生はどうも受け手やスポンサーを欺いているような、悪い気がして、何某か新しいものを探し続けています。
 メディア企業に送られてくる発表モノや取材依頼、そうでなくても、取材を歓迎する相手は概して面白くなかったり、取り立てて報道する意義がなかったりします。ということで、企画が閃かない時は、図書館で地方紙や自治体広報誌などのベタ記事にまで目を通し、インターネットでデータベースをはじめ、個人や企業のサイトを検索しまくります。飲み屋で年代や業種が異なる人たちと世間話することも有効です。自分の時代感覚がズレないように、鈍らないように、書店の平積みを鳥瞰したり、映画や展覧会に行ったり、街往く人たちを眺めたりもしています。
 そうこう悪戦苦闘していたのですが、クリスマス辺りに2本閃き、後は取材・編集するだけ、力で押して行けば何とかなります。生活がかかっている勤務先の仕事の方は暫く安泰となり、ライフワーク『東南アジアの人々』を間もなく更新できます。お時間がある正月休みなどに覗いて頂ければ幸いです。この一年、当ブログ、そしてリンクを張っている小生のホームページをご愛読いただき、誠に有り難うございました。来年も頑張りますので、どうか宜しくお願い申し上げます。末筆ながら、どうぞ良いお年をお迎えください。(しんぼー)
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悩ましいSNSの使い方
 ブログやフェースブック、ツイッターなどSNSの使い方なのですが、マスコミ企業に属しているジャーナリストにとっては難しいものがあると思います。それは守秘義務と著作権の問題です。当然ですが、勤務先の仕事には年間300日以上を費やしていて、それが日常になってしまっています。勤務先がらみのことを書ければ、ブログのネタに困ることなど全然ありません。そもそも本腰を入れてやっていることなので、SNSの読者にとっても有益だったり面白い情報だからです。
 しかし、小生は自分のブログやホームページには勤務先でのことは書かないことに決めています。いくら自分が企画立案したり、自らの耳目を使って取材したものであっても、その間に得た情報には守秘義務があるし、文章や制作物の著作権は会社に100%に属しています。(1)勤務時間中に、(2)社の名前を出して、(3)社の経費で、取材・制作しているからです。
 ところが近年、個人のSNSに勤務先での仕事や活動などを書く人が増えているように見受けられます。そうしている人たちは、勤務している会社の番組や出版物の宣伝になり、売り上げや知名度があがって、会社の利益に貢献していると思ってのことでしょう。しかし、会社の仕事としてやった、或いは、会社の仕事だからできたものを、個人として発信することに、小生は抵抗を感じます。個人となれば、(1)の時間こそ誰にでもありますが、(2)と(3)は自分自身がよほど有名になって、蓄財している人にしかありません。換言すれば、会社の社会的ステイタスや財力を個人の利益のために利用していると思うのです。会社は個々に著作権を渡さない代わりに、経費と報酬を払っています。
 スタッフである記者やディレクター、カメラマンたちに著作権を委譲することは、再使用時などの権利関係が複雑になって身動きがとれなくなることが容易に想像できるので、会社は今後もそうすることはないでしょう。けれども、個人のSNSと社のサイトとの間にリンクを張ったりして宣伝することを奨励する時代が来るかも知れません。それでも、その可能性は低いと小生は思っています。なぜなら、まずは宣伝効果よりも読者や視聴者をネットに奪われることの方が大きいと考えるからです。そして、被取材者が報道して欲しいと思っている内容ばかりではなく、また、特定の媒体に載せることを前提に取材を受けていることも少なくないので、全国世界でいつでも見られるインターネットへの流出はトラブルの元を生み、回り回って平素の取材活動の首を絞めることにもなりかねないからです。(しんぼー)