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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
これもストレス? ~熊本地震に際して~
 熊本地震が全国、さらには国際ニュースとなっています。実は小生、その隣りの県に住んでいます。雲仙普賢岳や阪神淡路大震災、東日本大震災をはじめ、台風などによる山津波や洪水も幾度となく取材してきましたが、今回は“お座敷”がかかりません。勤務先では発生モノを取材する部署にはおらず、他の仕事を抱えていて、それを放っぽり出して、フリーランスとして取材に行くわけにもいきません。とはいえ、一抹の寂しさというか、ストレスを感じています。garden_intheair 
 健康管理に気を使い、ジムで体を鍛え、いつでも出動できるよう機材も整備しています。しかし、テレビに映る記者たちは一回りも二回りも若い人たちだったり、新聞に載っている署名も知らない人たちばかりで、もう自分たちの時代ではないとは思い知らされます。
 青年・壮年期の人たちを起用するのは、自分も40代まではそうだったのですが、出番だからです。同種の取材で場数を踏んできたという経験が活きないことはないと思うのですが、記者やカメラマンも現地で被災された方々の大多数と同じように、初めての経験で「驚き」がなければならないと思うのです。以前の災害や事件と様々な角度から比較することは大切ですが、現場で冷静になり過ぎて「こんなものだ」、「仕方ない」、「まだマシな方」などと感じてしまっては、被災者の大変さをビビッドに記録できない、伝えられないと考えるのです。
 定年後は否が応にもフリーランスですので、また災害取材にも行くかも知れません。その時は自分のそれなりの眼で取材したいと思いますが、今は未だ抱えている仕事をこなしながら、このもやもやしたストレスをベランダ菜園(写真)などで紛らせています。こんな土いじりをするようになったのも、年齢的なモノ?ハタと思うこのごろです。(しんぼー)
 

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「成るようにしか…」とは思いたくないが
 無事ビルマの自主取材から戻り、ウェッブサイト『東南アジアの人々』に短いビデオリポートと記事『新生ビルマのジレンマ』をアップしました。記事中にも脱力感を漂わせながら話す男性が出てきますが、小生も充実や達成といったものは感じられません。本来そんな自己満足のための自主取材ではありませんが、近年「成るようにしか成らないなぁ」と思いたくないのですが、思ってしまうのです。gardenparty_rangoon
 人権意識や社会のモラルや法の下の平等や社会福祉や民主主義や…。経済や情報が簡単に国境を越える現代では、一人当たりのGDPが一定以上にならなければ、当事者たちの間では何も始まらないのではないかと考えてしまうのです。写真はそんなことを考えていた取材先での新興セレブが集ったガーデンパーティーです。
 生活が苦しいとその捌け口をスケープゴートに求めたり、「自分だけは…、自分一人なら…」と利己的になったり、“袖の下”がなければひもじいか惨めな思いをしなければならなかったり。そうでなくても、誰かが金持ちになって皆を牽引し、社会の底上げをしなければという理屈で、貧富の差がかえって拡がったり。
 原資を作るには利益を上げなければなりません。しかし、その方法は人と人や国と国の間の格差を利用している場合が殆どではないでしょうか。労働対価はその人の暮らしている場所の物価にスライドしていて、労働の時間や質、その結果生み出した商品の価値とは必ずしも対応していません。こうしたことを可能にするほど運輸通信は発達しましたが、生まれ出る国や地域、家族を人は選べません。この動かしがたい構図があるからこそ経済が回るとも言えますが、どうしようもない最大の不条理?と思えてきてしまうのです。(しんぼー)