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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
微視的?働き方
 海外で外国人スタッフと協力して仕事をして来ました。小生が言うまでもなく、国籍や母語が違っても共同して一つのモノを作り上げることは可能です。しかし、メディア業界はそれぞれの国の国語能力が必須で、日頃の取材対象は大半が自国内という2つの理由で、海外シフトが難しく、空洞化しにくい産業の一つだと改めて思いました。但し、黎明期には先進国から輸入したものを翻訳して出版・放送する割合が大きいということはあります。
 政府は働き方改革をリードしようとしていますが、人口減が確実なこの国で、メディア企業も黒字経営を続け、生き残るために、やはり人件費削減を押し進めています。もう20年以上前からカメラマンやデザイナー、ライターなどの専門職は本体から子会社や下請け企業の社員へ、或いはフリーランスとの契約へと移行しだしていました。管理部門だけを国内に残し、実務は安くあがる海外へという形を取ることが難しい業種だけに、今では非正規雇用の割合を増やしたり、熟達したプロは案件毎の請負契約でという傾向がますます著しくなって来ています。また、新人と先輩にペアを組ませ、知識や技術を継承するということも、目先の効率優先で滅多に見受けられない時代となっています。当然、正社員は減り、その上で労災や過労死を防ぐ観点からですが、時間で切ることが不可能な職種でも一律にタイムカード制を導入したりといった具合です。
 今更ですが、メディア業界に限ったことではなく、企業や団体、クライアントと契約を結ぶ(就職する)前や勤務時間外の自由な活動が仕事にも大切なのは言うまでもありません。読書やネットでの情報収集、映画、演劇、スポーツ観戦、各種趣味、夜の社交場、知人友人との付き合い、ジムなどでの健康・体力維持、旅行など。それぞれの業界の人間として行えば、閃きといった発想や人脈作りなどを含め、得るモノは計り知れません。最初のアイデアが陳腐だと、どれだけ働いても徒労に終わったり、人脈がないとやたらと経費がかかったり、実現しなかったりします。逆に「どうせ仕事をせずに、遊んでいると見られるなら」と割り切ってしまうと、私的な経験を仕事に還元するのは馬鹿馬鹿しいと思わないでしょうか。さらには、そもそも遊びがなければ擦り切れてしまうのが人間ではないかと思うのです。
 サラリーマン生活も残すところ4カ月となりました。かといって、たとえ神様が二十過ぎの新人に戻してやろうと言っても、もう一回頑張り通すのはシンドイし、二度目も巧く切り抜ける自信がないので、小生は神様に「ノー・サンキュー」と言います。そんな心境でも、この国この社会の明日を考えると、近年の“遊び”を認めない働き方や勤務時間外の活動を見ない契約に疑問を感じているこのごろです。(しんぼー)

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