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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人々』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
新たなチャレンジに向けて
 日本の冬を越した赤紫のブーゲンビリアが拙宅のベランダに咲き乱れています。南米原産だそうですが、小生がライフワークで通っている東南アジアの国々では歩道の植え込みや垣根など、あちこちに見られる低木です。ちなみに、花言葉は「情熱」。そんな初夏を迎え、勤務先の定年まで残すところ1カ月半となりました。bougainvillieaもう長期取材が必要な企画はできないので、久しぶりに街ダネをやっています。片や、米朝間の軍事的緊張の高まり、欧州でのテロ頻発などを受け、この国の一党独裁に拍車がかかっています。広い世界には、等距離外交で切り抜け、独立を守ってきた国々もあります。しかし、高度成長期を終え、人口が減少に転じても、この国は物質的な豊かさに執着していて行方が見えません。反基地運動への弾圧、テロ等準備罪の新設、国家戦略特区の疑惑など、いみじくも権力の傲慢さや腐敗が馬脚を現しています。法律は機能せず、袖の下や縁故しだいといった発展途上国と見紛う有り様です。この国の問題は相対的貧困であって、そうした途上国にある絶対的貧困ではありません。
  そこそこの生活と経営が出来ているので、日々の暮らしには直接関係ない議論だと思っている市民や企業が多いからでしょう、この期に及んでも世論が盛り上がりません。一方で相対的貧困の連鎖を断ち切るのが難しい社会で、右傾化する若い人が目立ちます。メディアも翼賛会のような論調を先鋭化させる社もあり、そうでないメディアも受け手やスポンサーの関心が低いことをよいことに、利益を優先させ、自主規制しているようにも見えます。
 民主国家の国是は世論が前提のはずですが、こんな調子で良いのでしょうか。憤りを覚えながらも、まだ今は核心からほど遠いというか、敢えて触れない仕事をしています。受け手や既存メディア、スポンサーが求めているのは当たり障りがないモノだということは、長らくメディア企業の内側で働き、ひしひしと感じています。いつの時代のジャーナリストも、その時々にすべき仕事は分かっていて、それが出来ないジレンマを感じていたと思います。今の小生のように、企業内いたり、部署や担当が違ったり、スポンサーが付かなかったり、資金の貯えがなかったり、採用されなかったり、…。ただ、先人たちより恵まれているのは、インターネットの普及です。
 フリーランス・ジャーナリストに戻る8月以降は、今一番すべきと思う仕事にチャレンジしたく思っています。なにも企業ジャーナリストでなくても、市井の人たちが取材に応じてくれさえすれば「一番すべき」仕事は出来ます。世界各国の民意や日本の立ち位置をはじめ、政府や大企業のフィルターがかかっていない市民レベルの意見や活動などの情報が絶対的に不足していると思っています。(しんぼー)

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