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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
魔の引力
 テレビ番組にねつ造やヤラセがあったと次々報じられています。で、なぜかと考えると、すぐに思い当たるフシがありました。揚げ足を取る印刷媒体にも言えることですが、やってはいけないと分かっていても、ついやりたくなる“魔の引力”があるのです。
 現象や物事、人間は複雑で、なかなか例外や条件なしに断定できないのに、あたかもスパッと割り切れたように見せないと、受け手は見る価値がないと思うか、面白くないと感じるようです。コマーシャルのキャッチコピーや政治家のワンフレーズなどを含め、平易で短い文章が本質を突いていても、それだけでは、取りこぼしがあり、事実からは遊離してしまっている場合があります。
 受け手が時間をかけて細かく観察したり、咀嚼したりしなくても、一つの番組や記事を見ただけで、なんだか分かったような気分になること。それが娯楽の大事な要素で、多くの受け手が求めるので、商品になります。逆に、複雑で捉えどころのないものを、それなりに見せて、考えさせるのはタブーだったりします。なぜなら、受け手にとって、今さら知りたくないことや、折角忘れているのに考させないでくれということもあるからです。
 一つの分野で興味を持って、考えることを楽しむ人向けの出版物やチャンネルなら別です。でも、商業マスメディアでは、対象を整理しすぎてウソになってしまっても、“記号”になるまで単純化し、それを綺麗な構図に置かないことには、商品になりません。そんなところで例外や条件を抑えていると、「まどろっこしい」とか「何が言いたいのか分からない」と批判されるのがオチ。だから、商品を作る過程で「まっ、いいか」と、ねつ造やヤラセを起こしてしまうのだと思うのです。(しんぼー)
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テーマ:TV番組 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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