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しんぼー/Shinboh

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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
熱帯と温帯
「今度こそは」と思ったビルマ僧の蜂起でした。さらに、邦人ジャーナリストが犠牲になったことで日本のマスコミもビルマ民主化問題を大きく取り上げました。しかし、銃口を向けるだけでなく、丸腰の市民を狙って発砲する軍事政権に、また元の木阿弥になりそうな気配です。日本はといえば、自衛隊を派兵するわけなく、ODA凍結や経済封鎖もしません。
 中国の南下を牽制するという地勢的な意義はあっても、イラクのようにエネルギー資源があるビルマではありません。強国は結局、自分たちが自由に商売できる市場にさえなれば、民主化などどうでも良いようです。経済と政治の歪みは、ビルマ社会の弱者にしわ寄せが行くのですが、国や企業は強者としか付き合わないので、手間のかかる部分は不問としたいのでしょう。
 しかし、ビルマ市民が粛清に静まり返ってしまうのも、抗議行動の発端が経済的理由だからだったと思います。東南アジア全般に言えることですが、やはり熱帯のおおらかさを考えずにはおれません。二期作ができ、年中果実がなり、家畜は放し飼いにしていても育ち、魚が採れ、飢えることは殆どありません。さらに、簡素な家に住み、単衣で過ごしていても凍えることもありません。
 一方、温帯には蓄えなければ越せない冬があり、人間は執念深いようです。同時に、ビルマ軍政のような無茶な政府がクーデターで政権を取ったとしても、大量の餓死者が出て、一般市民が存続を許さないでしょう。その結果、温帯の諸国は富み、熱帯の国々との間に南北格差が生じたのだとすれば、通信輸送技術が発達した現代は、ことさら問題が大きくなって当然のように思います。なぜなら、移り変わる時代ではなく、動かし難い地理に基づく人間の価値観の違差が根本にあるからです。(しんぼー)
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テーマ:特定アジアと日本 - ジャンル:政治・経済

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