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しんぼー/Shinboh

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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
この不況下での援助のあり方
 途上国への援助というのは、ODAや国連機関であれ、民間のボランティア団体であれ、取材対象やサポーターとして長く深く関わってきました。しかし、日本も未曾有の不況下ということで、援助に関して等身大で考えさせられることが最近多々あります。
 二極化はリーマンショック前から言われていたことですが、年収1000万円超えの大企業正社員と、200万円前後の派遣やアルバイトの人たちの間の中間層が少なくなっているようで、日本でも貧富の差が5倍以上に拡がるのではないかと憂慮しています。小生の知人友人のなかにも、派遣を切られたり、アルバイトが見つからなかったりして、電話代が払えないとか、翌月の家賃が落とせないといって、借金や援助を申し込んでくる人がいます。彼らは定収や納税証明などがないので、金融機関の審査も通らないのだと言います。
 しかし、日本の場合、各種年金や生活保護、一人親給付金といった社会福祉制度が機能している上に、今の日本人ならば一度は良い暮らしを謳歌しています。だからか、援助を受ける人の多くが、不動産や車は保持したままだったり、家族親戚がいても敢えて頼っていなかったり、援助金を贅沢品や遊興サービスに使ったりします。つまり、今のところ、これまでの生活水準を落とさないために受ける援助なのであって、途上国の人たちのようにそれを上げるためではないのです。
 この不況はいつ上向くか分からず、長引きそうです。ならば、余計にそうなのですが、援助のキーワードとして良く挙げられる「サステイナブル=持続可能」かということを、ここで改めて確認すべきではないのかと思っています。つまり、援助する側は共倒れせずに援助を続けられ、被援助者は自立への努力が必要です。ところが、職能訓練を受けさえすれば、すべき仕事は山積している途上国とは違い、日本はすでに事務はコンピュータ化され、生産拠点も海外移転されています。なので、求人がある職種は限られていて、選り好みできない状況になっています。このことが「一度良い暮らしを経験した」人たちにとっては、なかなか受け入れがたい事実なのだと思うのです。小生もひとたび現在の勤務先をクビになったり、辞めたりすれば、選択の余地なく、そうした仕事しかないのは自明。それだけに、冒頭記したように、この厳しさを等身大に感じている次第です。(しんぼー)
 
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