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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
遭難事故に思うこと
 北海道で登山客10人が亡くなりました。山や海のレジャーでの事故にいつも思うことがあります。日本人は「生きている」という実感を得たいがために、スリルを求め、わざわざ極限状況に心身を置くという平和で、快適で、便利な時代に生きているんだなということです。
 戦乱や天災で身の安全や健康が脅かされていたり、貧困からその日の飯に困っていたりする国や地域では、人々は日常的に死と隣り合わせで、否が応でも何とか一日一日を「生きている」と感じている筈です。体力にも金銭にもそんな余裕がないからとも言えますが、彼らは苦痛や危険が伴う登山などはしません。そうしたモチベーションが起こらないということです。
 平和で、快適で、便利なのは結構なことなのですが、個人の自由意思でレジャーに行っておいて捜索救援を求めては傍迷惑ですし、本人たちも死んでしまってはもはや「生きている」という喜びは感じられません。何不自由なく暮らせているヒトは本能的に生きているという実感を求めるようで、その点ではアマチュアのレジャーとプロの仕事の間にも差はないように思います。
 過酷な条件に晒され、身の危険がある職業に憧れ、敢えてその仕事に就き、それを生き甲斐と感じているプロもいます。しかし、仕事なら業務を遂行し、生きて帰らなくては元も子もないわけですから、事前の準備も現場での行動も慎重です。この意味で、今回の事故は同行していたプロのガイドたちが、なぜ「客を無事に下山させてナンボの仕事」と一番に考えなかったのかが分からないのです。(しんぼー)
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