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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
ジャーナリストと会社経営
 反骨精神や、物事を敢えて他人と違った角度で見る天の邪鬼な性格はジャーナリストに必要なものだと思っています。ところが、経済成長の峠を越したこの国が世界同時不況に遭っている昨今、企業ジャーナリストはヒラや若い人たちを含め全社員が発行部数や視聴率など、要は会社の利益を考えさせられる風潮が強まっています。
 小生が新聞社に入った30年前は、編集局と営業局はそれぞれ自分たちの立場を貫こうと、一つの会社の中でも対立していたと記憶しています。政府と議会の関係のように、良い意味で立場を異にしていました。確かに、それは商業メディアとしては、効率が悪かったかも知れません。不況を脇に置いておいても、インターネットの普及や異業種の新規参入などでメディア間の競争も激しくなるなか、マスコミは生き残りをかけ、かなり変質して来たように思います。
 こうしてジャーナリストが利益や会社経営のことを考慮しなければなくなると、それは広告主や受け手のウケを狙わざるを得ないということにならないでしょうか。安泰でありたいと思うスポンサーや読者、視聴者は急激な分裂や変化などを嫌い、現体制を維持したいでしょう。その反映か、番組や記事も市場しだいといった感じで、キワモノや辛口、反体制なものなどは需要が落ち込み、加えて、出口の見えない不景気の鬱憤晴らしをしたい人が多いからか、今やどんな内容にでも娯楽的なタッチや演出が求められているように感じます。
 片やフリーランスのジャーナリストなら関係ないかと言えば、載せる媒体はマスコミ企業が握っているわけですから、たとえ身銭を切って独自に取材しても、発表の場がないということになっています。そもそもジャーナリストは面白可笑しいから、儲かるからではなく、逆に、憂鬱になるようなことでも、経済を減速させる方向の内容でも、報じる必要があると思うものを取材すべきだと信じています。けれども、それが殆ど出来ない時代になってきたようです。(しんぼー)
 

 
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