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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
居場所がなくなる!
 勤務先の放送局で報道系ドキュメンタリー枠がどんどん少なくなって来ています。社会派だったり、どちらかと言えば硬派だった番組も、タレントやアナウンサーを使ったりして、バラエティー風になってしまっています。ワイドショーだけでなく、もうテレビは朝昼晩いつ見ても、同じタッチで、グルメやダイエット、温泉、クイズ、ドラマ、スポーツばかりです。
 もともと民放に於いて、ドキュメンタリー番組は採算が合わない企業メセナのような存在で、公共の電波を使っているメディアだと襟を正すために、細々と深夜早朝に続けてきました。しかし、視聴者の志向やインターネットの普及に加え、リーマンショック以降は全体的に数字が取れる番組でさえスポンサーが渋るようになったことから、しわ寄せは最も儲かっていないドキュメンタリーに来たというわけです。
 ニュースでは受け手が最初から興味を持っていることだけを繰り返し放送する傾向が強まっています。事件は受け手の感情を煽るようなもの、政治は政治家と一緒になって立法や行政はそっちのけで政局ばかり。あまり目が向けられていないことを取り上げたり、実態や背景を掘り下げたりすることは敬遠されます。そして、それができる、つまり問題提起できるドキュメンタリー枠はもう殆ど残っていません。実際、企画が会議を通り、取材も進んでいる番組が、枠がなくて宙ぶらりんになっているので、ついに先日の企画締切には新企画を出しませんでした。毎回企画を出していた小生にとって初めてのことです。
 以前から、ドキュメンタリー枠にも採用されそうにないテーマは自主的に取材してきました。需要がないのですから当然ですが、経費すら回収できない自主取材を20年以上続けて来られたのは、勤めているメディア企業からの収入があったからです。小生は現在ドキュメンタリーなどを制作する部署にいるのですが、どんどん仕事が減り、いよいよ居場所もなくなりそうです。(しんぼー)
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