FC2ブログ
プロフィール

しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
ネット受難
 明けましておめでとうございます。本年も当ブログをどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 新年を迎え、自分を取り巻く環境がどう変わりつつあるのか、今一度見渡しています。こうして小生もブログを書き、そのずっと前1996年からウェッブサイトを開設、近年はユーチューブに動画もアップしています。年々世界中に波及し、進化するインターネットを情報取材の手段や発表媒体としても利用しているのですが、同時にジャーナリズムのあり方がその根底からネットに揺さぶられているのを感じずにはおれません。
 社員であれ、フリーランスであれ、ジャーナリストはこれまで新聞や雑誌、テレビ、ラジオなどの既存メディアに原稿や写真、映像を売って生計を立ててきました。しかし、編集責任者も広告主もおらず、誰でも自由にアップできるインターネットという媒体は、渦中の当事者を筆頭に、現場に居合わせた人や取材対象の近くにいる一般の人たちが真っ先に報道することが出来ます。多くの場合、わざわざ取材に足を運んではいないので、その情報を得るために取り立てて時間や交通費はかかっていません。且つ、その報告者にはたぶん生業が別にあるので、その人が伝えたいと思えば、経費の回収や報酬などに構わず、無償で情報発信しています。ですが、転載や引用に対して著作権を問わない反面、誤報や偏った情報でクレームが来てもインターネットの匿名性を楯にしているフシもあります。
 たとえ技術的に稚拙で記事やリポートとして体を成してなくても、一次情報の強さがあるが故に求められ、逆にプロによる構成や演出、編集などは疎まれたりする傾向が見られます。プロは本質を分かり易く伝えようとするのですが、どうしても恣意的になるのは避けられず、それが大きなお世話と感じられるのでしょう。これまでも様々な理由で職業として成立させることが難しかったジャーナリズムですが、いよいよ至難の時代を迎えたと思います。速報性や経済性では近くにいる人に太刀打ちできませんし、プロの文章や写真、映像というものは、限られた紙面や短い放送時間で的確に伝えるという点で必要なのであって、冗漫さが許され、好きなだけアップできるインターネットでは求められません。
 となると、ジャーナリストは署名で責任を持って伝えるという一点をウリにするしかないように思うのです。ところが、ジャーナリストとしての社会的生命を考慮すると面白可笑しく書き飛ばすようなことは出来ないので、匿名故に何でもありのインターネット上ではアイキャッチを作るのも難しくなってしまいます。継続させるには収支を最低トントンにしなくてはならないこともあり、八方塞がりなのでしょうか?いやいや、生き残り策を真剣に考えなくてはいけません。(しんぼー)
スポンサーサイト




この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する