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しんぼー/Shinboh

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ルポ集『東南アジアの人びと』
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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
“やらせメール”に思う
 電力会社の「やらせメール」事件は、自分たちに都合が良いように情報操作や世論誘導をしようとして起こりました。以前から恣意的な情報開示や公聴会への動員などで、ずっと原子力発電は安全安心と宣伝してきていたのですが、福島第一の事故の終息が見えない状況での「やらせメール」は顰蹙を買うくらいでは済まなくなりました。
 メディア企業やジャーナリストは、事実に反する報道は自殺行為そのものなので、不注意からの誤報はあっても、根も葉もない誹謗中傷で企業の業務妨害するようなことはありません。しかし、それでも新聞社時代から大企業の取材していて感じることがあります。大企業であれ、エリート管理職であれ、完全無欠などあり得ないのは誰もが分かっていることなのに、かえって懐疑心を持たれてでも、良い面ばかりをアピールしようとすることです。そして、逆に、欠点や課題、それを克服しようとする努力の様子などは隠すといった体質です。営利企業なのですから当然かも知れませんが、それで飯を喰っているプロの誇りや商道徳の意識はないのでしょうか。
 一方、商業メディアの事情として、大企業にスポンサーになってもらったり、取材の便宜を図ってもらわなければ、刊行物や番組の存続に関わることもあります。となると、スポンサーや被取材者、出演者、取材協力者のネガティブな事実には触れられなかったり、言い分を通さなければならないというジレンマに陥る可能性があります。大企業はこうした商業メディアの弱点を見透かしてか、普段からメディア操作はすべきこととし、それは可能なことだと認識しているフシがあります。
 大企業であれ、営利を追求する民間企業が原発を建設し、運営、管理するという点が、今回の「やらせメール」が起きた大きな要因だと思います。短期的な収益を優先しギリギリのところでシノギを削る私企業に、まだ最後まで完全には人間がコントロールできず、予期せぬ大事故が起きても不思議ではなく、何十年も先までの収支を考慮しなければならない原発を営利事業としてやらせている所に、問題の根っこがあるように思えます。加えて、公器であるべき報道機関も商業メディアであることが痛いところです。(しんぼー)
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