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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
ヤラセの構造
 未だ受け手が知らないことで、知ることが受け手にとって有益なことを見つけ、取材して報道するのがジャーナリスト本来の仕事だとは思っています。しかし、「有益」の中身を娯楽が占める割合がどんどん大きくなって来ていて、なんでもかんでもウケを狙わざるを得なくなっています。そんな現場にいると、ヤラセやねつ造が起こる構造が手に取るように分かります。
 ストレートにウケを狙うならば、あまり知られていないだけではなく、媒体に露出させたくない事や出たくない人を、つまり、普通なら拒否されるような取材を敢行しなければなりません。取材自体は難しくない新鮮味のない内容でウケようとすれば、ケレン味たっぷりの際どい演出を加える必要があります。
 前者の場合、締め切りや納品期日があっても、それに合わせて取材できるとは限りません。テクニックとしては“保険”の意味で、平素から複数のテーマでリサーチしておいて、いつでも出せるネタをストックしておくことです。しかし、時間も労力も経費もかかることですから、すぐ底を突きますし、次から次とは行きません。怠慢と誤解されてでも、間に合わないものは間に合わないと断らなければ、ヤラセやねつ造をするしか道はありません。
 そして、後者のすんなり取材できる内容は、それ自体はどこにでもあるような話で面白くありませんので、勿体を付けて、ハッタリを効かせ、尾ひれも付けてと、やはりヤラセやねつ造になってしまいます。被取材者や同業他社に指摘されて表沙汰になるヤラセ・ねつ造は社会性があって悪質なものだけで、氷山の一角と言えます。結局、干されたり、クビになったりした時はその時と開き直るか、生活費は別の職業で賄ってジャーナリストは趣味でするという二択しかなさそうです。(しんぼー)
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