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しんぼー/Shinboh

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ルポ集『東南アジアの人びと』
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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
カネで買えないもの
 最近「売春」を勤務先で取り上げました。既に放送済みですし、その取材を通して得た情報はここに書きませんので、守秘義務や著作権の問題はないでしょう。で、その企画をやる以前から時々考えることがあるのですが、「おカネで売ってはいけないものは?」という命題です。それは恋愛感情、政治信条、信仰ではないかと。しかし、性的でなければ心のこもったサービス一般、つまり感情を売ることや、逆に感情を伴わせず事務的な性的サービスなら良いのか?なかなか答えを出し辛いことですが、小生は個人的に「対価や報酬を貰えるからといっても、ゼッタイに譲れず、やれないこと」という基準を持っていようと思います。
 ところが、サラリーマン(ウーマン)は少なくとも勤務時間中の身体的拘束だけでなく、政治信条や信仰まで売らざるを得ないと思うのです。それらは価値観という形で表出し、物事の可否や優先順位を決めますが、営利企業では法に触れたり社会的イメージが下がらない限り、儲かることが善であり、その逆は悪となります。ああでもない、こうでもないと言っているのが健全な状態。それは停滞とは違い、もし一つの理想にスイスイ近づいているならば、どこかで無理を強いていて、遅かれ早かれ破綻します。こうした基本的な価値観が食い違うならば、雇用関係を結ばなければ良いのですが、安定収入の魅力に負けて、思想や感情を押し殺して事務的にこなしてはいないでしょうか。
 自由に生きる人でも、最低限の生活費は必要です。食えなければ何も始まらないのですが、中庸や逆転することはなく、現代の民主主義のベースには必ず資本主義があるように見えます。無限の右肩上がりなど非現実的と、或いは、弊害が大きすぎると考えて、身の丈に合わせて慎ましく暮らせば、そうした呪縛から逃れられて自由なハズです。ところが、それをなかなか実行に移せないのは、一旦贅沢を覚えるとそこからの倹約は、周囲との繋がりや関係というシガラミに囚われ、個人の意志だけでは如何ともし難しくなるから。
 売春でパートやアルバイトの10倍近い収入を得ている人は、性病になったり、向精神薬が手放せなかったり、プライベートで異性と付き合えなくなったり、家庭を破壊させたりしても、なかなか止められないようです。それでも彼女たちは政治信条や信仰までは曲げる必要はありません。サラリーマンは安定収入に加えて、年金保険や退職金まで付いているから辞められないと言っている人と、売る部分こそ違いますが、結局は同じ穴に住むタヌキとアナグマに見えてしかたありません。(しんぼー)
 
 
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