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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
パソコンに支配される日々
 アナログからデジタルへの移行は、写真や映像を扱っている小生にとっては機材や材料などの経費が格段に安くなり、暗室処理や編集にかかっていた時間も大幅に短縮され、手作り感さえ問わなければ、良いこと尽くめだと思っていました。しかし、パソコンの“進化”には全く閉口しています。というのは、オペレーティングシステム、OSが近々サポート切れとなり、別の会社が作っているアプリケーションも使えなくなるとかで、やりたくなかったのですが、マシンともどもOSを更新したからです。
 気がつけば、字を書いたり計算するのは当然、写真や映像の整理や編集のほか、ホームページやブログ、講演の際のスライド、調べもの、本や音楽や機材などの買い物、オークションでの機材の下取り、スケジュール管理、そして連絡や情報のやりとりも全てパソコンでやっています。というか、周囲の環境がそうなってしまったので、やらされているというのが本当のところです。もう誰も原稿用紙に鉛筆やペンで書いたり、暗室に入って現像やプリントする人はいません。そんなアナログ時代は郵便が届くまでとか、干したフィルムが乾くまでとか、作業は休み休みで、考える暇というものがありました。
 こうした何から何までパソコンどっぷりな日々を送っているので、マシンを乗り替えるからと、そのあいだ仕事や用事が滞っては後が大変なことになります。なので、新しいマシンの立ち上げはデータの移行を含めて業者に依頼しました。小生がパソコンを使い始めた25年くらい前と比べると、夢のような高スペックのマシンが驚くほど廉価になっていますが、そうした業者への技術サポート料もあって、結局けっこうな出費となりました。
 個人的にはOSは前のバージョンで何の不自由もありませんでした。すでに動画でも即座にやりとりできていて、アイデアや文章が思い浮かぶ前にどんどん仕事が来て、或いは、あまり考える必要のない仕事なら今度は入力する指が追いつかずにテニス肘になったり、頭も身体もパソコンに追い立てられている状態でした。新OSは立ち上がりやインターネットの表示が早くなり、重いデータを扱っていてもサクサク動きます。お陰で仕事の密度は高まる一方、半強制的に買い換えさせられた新OSに慣れるまではまた四苦八苦することになります。まるで道具に支配されているようで、正直これ以上パソコンは便利になって欲しくない思いです。(しんぼー)
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