FC2ブログ
プロフィール

しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
フォトジャーナリスト
Photojournalist
詳細は下記サイトへ
ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
悩ましいSNSの使い方
 ブログやフェースブック、ツイッターなどSNSの使い方なのですが、マスコミ企業に属しているジャーナリストにとっては難しいものがあると思います。それは守秘義務と著作権の問題です。当然ですが、勤務先の仕事には年間300日以上を費やしていて、それが日常になってしまっています。勤務先がらみのことを書ければ、ブログのネタに困ることなど全然ありません。そもそも本腰を入れてやっていることなので、SNSの読者にとっても有益だったり面白い情報だからです。
 しかし、小生は自分のブログやホームページには勤務先でのことは書かないことに決めています。いくら自分が企画立案したり、自らの耳目を使って取材したものであっても、その間に得た情報には守秘義務があるし、文章や制作物の著作権は会社に100%に属しています。(1)勤務時間中に、(2)社の名前を出して、(3)社の経費で、取材・制作しているからです。
 ところが近年、個人のSNSに勤務先での仕事や活動などを書く人が増えているように見受けられます。そうしている人たちは、勤務している会社の番組や出版物の宣伝になり、売り上げや知名度があがって、会社の利益に貢献していると思ってのことでしょう。しかし、会社の仕事としてやった、或いは、会社の仕事だからできたものを、個人として発信することに、小生は抵抗を感じます。個人となれば、(1)の時間こそ誰にでもありますが、(2)と(3)は自分自身がよほど有名になって、蓄財している人にしかありません。換言すれば、会社の社会的ステイタスや財力を個人の利益のために利用していると思うのです。会社は個々に著作権を渡さない代わりに、経費と報酬を払っています。
 スタッフである記者やディレクター、カメラマンたちに著作権を委譲することは、再使用時などの権利関係が複雑になって身動きがとれなくなることが容易に想像できるので、会社は今後もそうすることはないでしょう。けれども、個人のSNSと社のサイトとの間にリンクを張ったりして宣伝することを奨励する時代が来るかも知れません。それでも、その可能性は低いと小生は思っています。なぜなら、まずは宣伝効果よりも読者や視聴者をネットに奪われることの方が大きいと考えるからです。そして、被取材者が報道して欲しいと思っている内容ばかりではなく、また、特定の媒体に載せることを前提に取材を受けていることも少なくないので、全国世界でいつでも見られるインターネットへの流出はトラブルの元を生み、回り回って平素の取材活動の首を絞めることにもなりかねないからです。(しんぼー)
スポンサーサイト




この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する