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しんぼー/Shinboh

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ルポ集『東南アジアの人びと』
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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
「世知辛さ」考
 酒を飲むと、お喋りになる人が多いですよね。行きつけのバーで、苦手なお客さんが何人かいます。バーテンダーも無視にならないギリギリの相槌に止め、BGのボリュームを上げますが、そんな人には通じません。「トリノの人口は?」とか、ちょっと調べれば直ぐに判ることを脈略もなく訊いてきたり、「最近の××はダメ!」といった偏見に満ちた意見をグダグダ繰り返されると、もう酒が不味くなってしまいます。
 情報洪水の今日、読んで貰える雑文と同じで、雑談するのも難しくなったと思います。オイシイ情報や独自の体験談、それなりに仕込みをした話なら、面白く聞いてもらえます。講演料を頂けることだってあります。他方、若い女性やイケメン、気前の良い金持ちには、擦り寄る人がいますが、それは下心があってのことです。
 話を聞いて貰うには普通、カネを払わなくてはなりません。酒席ならスナックやラウンジ。一対一がお望みなら、会話するだけという風俗の利用法もあります。他にも、話し相手になる代金込みの割高セールスや、英会話教師とのフリーカンバセーション、宗教関係者、占い師、心理カウンセラー、各種コンサルタント、弁護士など、硬軟それぞれ内容に合わせて選べます。こうした聞き役が求められ、聞くことで報酬を得られたりするのは、専門的サービスに需要がある一方で、淋しい人や存在を認められたい人が多いからでしょう。
 けれど、他愛ない世間話をするにも、カネのやりとりが発生する現代には、ちょっと疑問を感じます。バーに来る苦手なお客さんは、見るからに孤独。でも、孤独に分け入っていくのは、こちらも疲れていて、億劫さが先立ちます。言ってしまえば、「世知辛い」世の中。都市化・核家族化を背景に、友人知人、恋人、配偶者との関係でさえ、心的労力や時間を経済性で考える反射が互いに備わってしまったようです。(しんぼー)
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テーマ:独り言 - ジャンル:日記

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