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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
世界遺産がある街で
 ドローン操縦士の養成学校で5ヵ日のコースを終えて帰路に着こうとした時、秋雨前線と台風接近の狭間のわずか1時間くらいのことですが、姫路城に陽光が射しました(写真)。「ドローンと姫路城」と言えば去年の9月と11月、それぞれ無許可で飛ばしていたドローンが城に衝突した事故が全国ニュースになり、ご記憶の方も多いかと思います。 世界遺産を一目見ようと海外からも押し寄せる観光客の中には、白鷺城の雄姿を空撮したいと思う人も少なくないのですが、ドローン飛行のルールはまだまだ周知されていません。
 今回学校で座学と実技の授業を受けてつくづく思いました。やはり関係法令や許可申請法を知り、一定の操縦技術を身に着け、保険をかけてからでないと、ドローンは飛ばすのは大変危険なことだと。本格的なドローンは重さが1.2キログラム以上あり、時速50キロ以上で飛ばすことも出来ます。コントロールできなくなって墜落させれば、死傷者を出したり、器物を損壊する可能性は大きく、数十万円する機体も一瞬にしておシャカになります。
 ところが、現行モデルのドローンはGPSや各種センサーが完備されていて、全くの初心者でも機体を安定させられ、きれいに着陸させられます。加えて、バッテリー残量を計算して自ら離陸地点へ戻って来たり、障害物を感知して自動的に避けたりと至れり尽くせりです。こうした自動操縦の先進テクノロジーが、ドローンを写真や映像の空撮のみならず、建造物の検査や測量、農業、運輸などの多分野へ爆発的に普及させていると言えます。
 しかし、ヘリコプターのパイロットや、趣味でラジコンヘリを飛ばしてきた人でない限り、三次元を自由自在に飛ぶドローンをマニュアルで操縦することは決して簡単ではないということも今回実感しました。ちなみに、マニュアル操縦は操縦士の資格取得条件なので、学校は敢えて旧式のマニュアル機で訓練させます。指先のほんの少しの動きで機体は上下左右前後に大きく動き、風向きや風速はもちろん、電波に影響を与える鉄製の柱なども計算に入れなければならず、何よりも操縦者自身が機体に乗っているわけではないので向きを変えた時に正しい方向感覚を維持するのは至難の業です。それでも周囲の建造物や地形、気象条件などの影響で自動操縦を司るGPSや手元へ映像を送っている電波が切れた時には、機体を遠くから見上げてマニュアルで操縦しなければなりません。それはひとえに事故を回避するために他なりません。
 ドローン操縦士協会(DPA)の「ドローン操縦士回転翼三級」という資格を60歳にして取得しましたが、水泳や自転車、車の運転と違ってドローン操縦の感覚はすぐに落ちてしまうとのこと。朝に晩にとPCモニターにフライトシミュレーターを開いては慣熟飛行の日々。ゲーム世代の若者は楽しみながらメキメキ腕を上げるのでしょうが、時代についていくのも大変です。(しんぼー)
 
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テーマ:資格取得 - ジャンル:学校・教育

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