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ルポ集『東南アジアの人々』
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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
5年分の「ありがとうございます」
 なかなか本業の仕事が入りません。日経平均も求人倍率も右肩上がりで、それぞれ2万2千円超え、1.52倍と喧しいこの頃ですが、個人事業主や60歳以上には関係なさそうです。ということで、また日雇い派遣労働に行ってきました。今回は展示即売会で福引きの担当。社員は商談を成約に持っていくことに専念し、こちらは客を呼び込んで声がけのチャンスを作るという構図です。こうした仕事は営業部や広報宣伝部などの新人登竜門でしたが、今の若い人を駆り出すと、すぐに辞めてしまうからでしょうか。会場で働いている約50人の四分の一ほどが日雇い派遣で、小生より年輩の人は雑踏整理のガードマン一人だけです。Heron in an afterglow
  事前の郵送やポスティングに加えて、当日も近辺でビラ撒きをするので、無料で得られる景品を目当てに来場する人が絶えず、小生の持ち場は常に行列ができ、息つく暇もないほどの忙しさ。福引きの結果に一喜一憂する客に大げさに対応してみせること8時間。「有り難うございます」と言いながら4日間で2千回は頭を下げた計算になります。これまでの報道やドキュメンタリーの仕事でも、情報提供者をはじめ、取材に協力したり、応じたりしてくれた人には、いつも感謝の言葉を発していましたが、その頻度で換算すると5年分の「有り難うございます」を言ったことになると思います。
 商品の購入額と関係なく誰もが無料で引ける福引きで、最高賞でさえいたずらに射幸心を煽るような高額な景品ではなかったので、もちろん賭博行為にはあたらず、景品表示法にも触れるおそれはありません。費用対効果を考えれば、その日の当たりは行列を途切れさせないタイミングで出し切る一方、最後の当たりは閉店直前に出すのが理想です。しかし、コンピュータ制御ではないガラポンと呼ばれる昔ながらの抽選器、そんな器用なコントロールはできません。
 1日の当たりの数は厳しく制限されていて、様子を見ての現場判断は許されません。既に当たりは出尽くしているのに、まだ当たる可能性があるような白々しい演出をすると、少なからず心苦しさを感じます。これは無料で引ける福引きと自分に言い聞かせ、縁日の千本引きをはじめ、宝くじや公営ギャンブルのような掛け金を客は払っていないことを嘘つきの免罪符に、60にしてまた一つ人生初の体験をしてきました。(しんぼー)
 
 
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テーマ:働き方 - ジャンル:就職・お仕事

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