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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
『遠ざかるフクシマ』は免罪符
避難解除された大熊町だが…  マスコミが触れないこと。これが今回のテーマでしたが、某インターネットニュースは不採用となり、その通りであることを自ら実証する結果となりました。不採用を知らせるメールでは、特定の問題を避けているという当事者の証言がなく、そんなことはないといった難癖を。しかし、商業メディア内で裁量権を委ねられている人たちが、数字の推移とスポンサーの顔色を窺って、特定の問題を避けていることを公言するとは、最初からあり得ないと思っていました。ダメ元で知り合いに覆面・匿名を条件で取材を申し込んだところ、予想通りけんもほろろに断られています。昇給昇進や愛社精神を優先させる人でなければ危険分子かと干されかねない業界ですので、そんな取材に応じてくれる人は入社していないか、すでに辞めています。
 編集権を握っている人がネタや企画を通さなければ、企業ジャーナリストの場合は勤務中には取材できず、経費も出ず、そもそも自分が勤めている企業が出している媒体には載りません。フリーランスの場合は発信が自費出版かインターネットに限られるようになり、取材経費すら回収できず、働けば働くほど赤字が膨らんでいきます。こうして経済的に締めつけられる形で、企業ジャーナリストもフリーランスも、そしてマスコミも触れないという構図になっています。
 今回の『フクシマ』を含めマスコミが禁忌するネタや企画は、すぐには利益に結びつかないこと、今の経済を減速させることになる内容です。大半の視聴者や読者の損得勘定と合致し、社会に必要な情報であっても敬遠されます。よって、ジャーナリストを生業としている人は、取材対象や方向性を選ばざるを得ないのが現実です。政治でも国民の幸福度を経済で量り、中立であることを反体制とみなすような時代です。
 以前から確信していることですが、自由なジャーナリスト活動を続けるには、職業ではなく『趣味』としてでなければ成立しないと思うのです。という小生も、企業ジャーナリストだった期間が31年、フリーランスは今年で通算9年目。今回のフクシマ取材は『趣味』という構えだったから可能でしたし、取材の動機は、企業ジャーナリスト時代の後めたさに対する“免罪符”を得ることだったように思います。(しんぼー)
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