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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
アイデンティティーって?
 アイデンティティーというものは、周囲に支えられて、あるいは、社会に認められて、初めて存在するものという考えがあります。他者に映る自分の姿を意識して、自分はこういう人間で、ここにいると思えるという意味でしょう。
 もしそうならば、異文化圏へ行ったり、学校や勤務先を変えたり、婚姻や生死で家族構成が変化すると、アイデンティティーも変わるということになります。日本で有名な大学や企業でも、外国へ行けば知られていないことは良くあります。転・退職したり、結・離婚したりすると、人が変わるのでしょうか。確かに「A社のBさん」や、「Cさんの奥さん」ではなくなりますが、別人になる程の変化はない筈です。
「自分探し」をするために、旅に出たり、新しいことをしたり、頭脳や肉体を使って何かにチャレンジしたりする人は少なくありません。ここで言う「自分」は、自分のアイデンティティーなのでしょうか。もしそうならば、「自分」を見つけた時、どんな自分が見つかるのでしょうか。
 これまでに私は色々な文化圏へ行き、最長一年帰国しなかったことがあります。また、国内でも転職と引っ越しを数回経験しました。結婚し、子供もでき、独り暮らしもしました。それでも思うのですが、自分のアイデンティティーというものは、大人になってからは、そういう周囲の環境の変化では変わらないものだな、と。
 自分が思っている自分と、周囲や社会が見ている自分には大きな開きがあります。しかし、それで当然、仕方のないことと。周囲や社会に投影して支える自分は、あまりに脆いように思えます。だから、自分はこういう人間だと演じ続けているのが、私のアイデンティティーであり、その保持法だと思うのです。(しんぼー)
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テーマ:自分らしく - ジャンル:心と身体

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