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ルポ集『東南アジアの人びと』
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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
格差社会に思う
 近年「格差社会」が社会問題になりかけています。企業が正社員をリストラし、派遣の事務員や労働者を増やすことで、帳尻を黒字にしています。
 私の勤め先でも、現場へ出かけて行って、パッと見回すと、正社員は自分一人だけということが頻繁にあります。あとの人はみんな子会社の社員や、外部からの人たちで、当然のことながら、月給や日当が抑えられています。高給な上に、基本給から算出する退職金まで払わねばならない社員で固めると、会社は赤字になるのでしょう。
 正社員と非正社員では年収に2倍、3倍の開きがある筈ですが、実際身体を動かして仕事をしてくれているのは、非正社員の人たちです。フリーランス時代には、逆の立場も経験しました。だから、せめてもチームを組んで仕事している間の飲食物は、私が全て奢ることにしています。会社のエゲツナイ搾取を、社員が穴埋めしている格好になりますか。富の分配なんて大仰なものではありません。まぁ、気は心です。
 しかし、それでも80年代、90年代のように、頑張る人たちが減ってきているのを実感します。これは昇給があまり期待できなくなったり、正社員登用の道が閉ざされているからでしょう。「縦割り社会」という言葉も頻出していますが、アルバイトはずっとアルバイト、派遣は永遠に派遣、子会社の社員は子会社で定年になる、といった具合に親会社の都合の良いように硬直してしまっています。
 もう一つ大きな要素は、こうした姑息な賃金カットをする必要もなく、高度成長していた時代があった上で、その峠を越して、全体に下り坂にあることが、若い人たちの労働意欲や野心を萎えさせてしまっていると思います。
 人間は貧困に苦しんでいても、働いたら働いた分、生活が良くなっていくならば、その貧困にも耐えられ、苦しい生活のなかでも笑顔が零れることさえあります。着た切りスズメで掘っ建て小屋に住む途上国の労働者は、明日への活力にと安酒をのみながら博打などをして笑っています。それはどん底のようでも、失う物がなく、これから伸びるのみという昇り調子の経済のなかにいるからです。
 日本は欧米の先進工業国の何十年遅れかで、繁栄から衰退への時代に差し掛かっています。縮小や倹約は人間の本能に逆行しているかも知れないだけに、精神的にも苦しい時代です。なのに、数字の上だけは景気良くしようとするので、もっと言えば、「勝ち組」が既得権は死守しようとするので、現場には虚脱感が蔓延しているのではないかと思うのです。(しんぼー)
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テーマ:格差社会 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント
モノカネの呪縛
 谷山治雄さま
 書き込み、どうも有り難うございます。
 「産業界」といっても、一部の勝ち組でしょう。献金や票を貰っている政府も、現状を隠さず、健全な自由競争原理が働き、夢が持てる社会にすれば、復興する可能性もあると思うのですが、勝ち組がそれを嫌うのでしょうね。
 今後とも本音のご意見、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【2006/10/10 03:44】 URL | しんぼー #s5hMGlx. [ 編集]


産業界が政府に圧力をがんがんかけているので日本がどんどんおかしくなっていると思いますね

http://www.kokuminrengo.net/2006/200602-tax-tnym.htm
【2006/10/08 10:51】 URL | mu #- [ 編集]


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