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しんぼー/Shinboh

Author:しんぼー/Shinboh
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ルポ集『東南アジアの人びと』
"People in Southeast Asia"

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フォトジャーナリストの戯言
取材に基づく記事やビデオリポートではなく、日々の戯言
外国人ジャーナリストの眼
 ジャーナリストは、理想的には、国家権力からも独立していなければ、偏向しない報道は難しくなると、前回のブログに書きました。「理想的には」と添えるのは、ジャーナリストも生活していかねばならないので、国家が運営する教育や健保、年金などのシステムをはじめ、警察が維持している治安などの恩恵は受けざるを得ないからです。もちろん、納税者・市民の一員でもあるので、システムが機能していなければ、批判できますし、特にジャーナリストの場合、批判するのが仕事です。
 しかし、自分自身がどっぷり漬かっている社会は、シガラミもあり、「まぁ、こんなもの」と妥協してしまいがちです。もっと言えば、自分の声が、録音して再生してみないと、聞こえているようで、客観的には聞こえていないのと同様に、自分が暮らしている社会は、なかなか見えないものです。
 だから、日本であろうと、外国のジャーナリストであろうと、自分の生活ベースがない外国で何かを取材することに、大きな意義があると思うのです。あるいは、生活ベースを外国に移して、時間や距離を置いて、自分の国を見ることでも、看過していた大事なことに気付けます。
 しかし、外国人や外国へ出た人に見える社会の理不尽さは、その社会を治める権力者や、現状を変えたくない市民にとっては、指摘して欲しくない場合が多いのです。だから、マスコミはそういう報道は受け付けず、社会では異端視されがちです。「理不尽」な部分は、歴史に培われた独特の伝統や慣習であり、国としてのアイデンティティだと居直ることもあります。そして、指摘する人が外国人だと、内政干渉だと国外追放にしたり、次回のビザを発給しなかっりすることもあります。
 どこの国も地域も、似たり寄ったりの文化になってしまうのは、とても詰まらないことです。しかし、人、モノ、情報が国境を越えて洪水のように往来する現代、独自の文化を育むには、違いを認識することが基礎になければならないと思います。
 ということで、私は過去20年、毎年2回以上東南アジアへ取材に行き、同時に、自分が暮らしている日本社会が当たり前に見えてしまわないように心がけているつもりなのです。(しんぼー)
 
 
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テーマ:マスコミ - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント
コーチンさま
 「非公開」になっていましたが、コメント、どうも有り難うございます。
 ご指摘の問題、よくありますよね。有名人をリポーターに連れて行って、取材先から掲載料を取る記事に見せかけた広告。商品や場所をタダで撮影させてもらう代わりに、良いことしか言わず、会社や店の名前を出してやるという形式。
 両者納得の上ならばとやかく言うようなことではないかも知れませんが、それがニュースやドキュメンタリーか、それとも広告かということは、受け手の方が十分に判って見ているのではないでしょうか。(しんぼー) 
【2007/01/27 23:17】 URL | しんぼー #s5hMGlx. [ 編集]


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